京都市「お宝バンク」の市民文化祭 | がいちのぶろぐ

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「市民文化祭」と言うのだそうだ。今日、京都市役所前広場で開催されていたイベント。京都市総合政策室の市民協働担当という、市民の活動をサポートする部署が主催をした。

 

京都市では、「京都のまちの様々な課題の解決を(中略)、『みんなごと』と捉えて協働する」ために、「まちづくりの取組提案を募集し、『まちづくり・お宝バンク』に登録」している。

 

 

 

その具体的な活動支援を行っているのが、「市民協働担当」であり、「お宝バンク」として、市民活動を登録し、情報公開のサポートを行ってくれている。

 

私が関わっている「やさしい日本語」を広めるNPO団体も、この「お宝バンク」に登録していて、何か活動をするたびに、それをPRしてもらっている。

 

「お宝バンク」には、現在460以上の団体が登録し、ホームページの年間ページビューも15万件ほどになるということだ。

 

というこの「お宝バンク」に登録している団体のいくつかが、今日は一日、市役所前広場に集合して、リアルでのPR活動というか、それぞれが〝お店〟を開店していた。

 

 

 

なので私も、午後からは「多文化支援ネットワーク」の定例会議があったが、午前中に少しでも顔を出しておこうと思って、市役所前広場に出掛けていた。

 

実は京都市では、北区・左京区・右京区の北部の山間地域に、幾つもの小さな集落を抱えている。こうした地域は、それぞれが独特の景観や観光資源を持っている。

 

 

 

しかし、京都市内のオーバーツーリズム状態と打って変わって、こうした山間地域は、人口流出防止や産業振興などといった施策でも、なかなかに対応が難しい地域が多い。

 

だから今日も、京都市自身が出店しているテントでは、こうした「北部山間地域」の紹介パンフレットが、ズラッと並べられていた。

 

これらのパンフレットは、見ているだけでも楽しくなるような内容なんだけど、いかんせん公共交通の便が極めて悪い地域が多い。それもまた、厳しい現実である。

 

それでも、川端康成の小説「古都」に出て来る「北山杉の里」では、林産資源を生かして、いろいろな製品化と取り組んでいるNPO団体もある。

 

 

 

今日も、出店テントの真ん中あたりでは、「モルック」の実演を行っていた。手持ちの「木の棒」を投げ、立っている「木の棒」に当てて、点数を競うゲームである。

 

 

 

というか、お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さんが、以前、突然にこの競技の世界大会に出場することになり、それをテレビが取り上げてから知られるようになった。

 

ルールも簡単だし、子どもでもすぐに取り組めるから、取っ付きやすい競技だと思う。もちろんやればやったで、奥は〝そこそこ〟には深いと思うけれど。

 

今日も子どもたちが、このモルックにチャレンジしていた。面白そうだけれど、私はそれよりも、日ごろからお世話になっている市民協働担当の方へのご挨拶が最優先事項。

 

 

 

それからは、日ごろ何かとお付き合いがある団体や、知り合いの方がおられる団体のテントを回って、挨拶したり、カンパ代わりの缶バッジなどを購入したり…。

 

(京都ランドリーカフェが出店していた/お付き合いのある団体)

 

 

(カンパ代わりに購入した缶バッジ/こちらも知人の出店)

 

そうこうしているうちに、午後の「多文化支援ネットワーク」の会議のために、蹴上の南禅寺の近くにある、京都市国際交流会館に行かなければならない時間が迫って来た。

 

お昼ご飯用に買い込んであるサンドイッチなどを、交流会館に行ってから食べようと思っていた。移動と食事の時間を考えれば、そろそろ行かなければという感じになってきた。

 

 

 

それでも、中々に楽しいイベントになっていた。先週は同じ市役所前広場で、岐阜県の「郡上おどり」のイベントが行われて、私も見物していたが、今日はまた違った楽しさだった。