京都府庁から大雪情報が届いたが | がいちのぶろぐ

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京都府庁からLINEで送られてくる気象情報は、「明日から明後日にかけて大雪に注意」するように、という内容になっている。

 

 

 

北部の日本海側では、40~60センチの積雪と言っているし、私が住んでいる京都市内でも1~5センチの積雪という予報だ。

 

もっとも毎年一度や二度は積雪があるし、一昨日(20日の土曜)からは二十四節気の中でも最も寒い「大寒」になっているから、〝そういうこともある〟と言うしかない。

 

 

 

京都市内は北に高く南に低い地形であり、パッと見では平地に見えていても、市街地で最も高い千本北大路交差点は、市の南部にある「東寺の塔(55m)」よりも高くなっている。

 

だから中心部の四条通付近が小雨であっても、市内を北に向かって進んで行くと、我が家がある今出川通付近では雪が舞っている、ということは珍しくない。

 

さらに北となる北大路通では普通に積雪が見られるようになり、もっと北上すれば、上賀茂神社周辺ではあたり一面の銀世界と出会えることになる。

 

こんな日になれば、北大路-西大路交差点の北西で山裾になる金閣寺では、〝金閣の頭上に雪〟という「被写体として最高」のタイミングとなる。

 

 だからプロ・アマを問わず、金閣寺の開門と同時に、カメラと三脚を抱えて位置取り合戦が始まる。こうして、お昼のニュースや新聞の夕刊で、美しい光景が見られることになる。

 

 

 

だから状況的に明日とは言わないが、明後日の朝は、雪の京都とか、金閣に雪などといった冬の京都らしい景色が見られると思う。

 

それにしても、毎年徐々に積雪の回数が減っているような気がする。いや子どものころは、冬場に学校へ行く道すがら、水たまりが凍っていることは普通の出来事だった。

 

運動靴(スニーカーという言葉はまだなかった)で、その氷の上をツーッと滑って通るのは、子どもにとって〝恒例の儀式〟のようなものだった。

 

氷が薄くてパリッと割れ、ビチャッと水たまりに運動靴がはまってしまうのも、またお定まりの運命だった。

 

そのことを思えば、明日から明後日にかけて最低気温が氷点下になるというのも、〝京都の底冷え〟の冬場には、ごく有りがちのことだったのに、京都府庁からお知らせが来るとは。

 

京都府北部の日本海側で、50センチほどの積雪があれば、これは確かに生活にも影響が出るだろう。そして同じことが、やはり日本海側の地震の被災地、能登半島でも起こる。

 

発災からすでに3週間が経過したけれど、生活がしやすい二次避難所への移動は、まだあまり進んでいないと聞く。

 

足先まで凍えるように冷える避難所では、健康な人でも身体にこたえるから、高齢の方には過酷な状況になる。できる限り早く、二次避難所や仮設住宅を準備してほしい。

 

政治家も裏金がどうこうなどと、寝ぼけたことを言っている場合ではない。必死になって被災地救済に取り組むことこそが、政治にとっての第一課題だろう。

 

早く春になり、被災地にもほんの少しでいいから、笑顔が戻る季節になってほしい。