11月11日。グリコならポッキーの日で、水族館なら「チンアナゴ」の日。中国では「独身の日」なのだそうだが、そのいわれなどは全く知らない。多分、〝1並びだから〟くらいのことだろう。
(チンアナゴ/京都水族館)
一昨日前線が通り抜けたので、空気がすっかり入れ替わったようだ。急速に気温が低下し、秋が深まって行く気がする。昨日出掛けた京都の市街地の北部では、紅葉はまだ少し早かった。
20日の土曜日から23日の祝日にかけて、紅葉はきっと急速に進むだろう。となれば、紅葉見物は来週中に行くか、それともいっそのこと月末頃に行く方が、空いていて良いと思われる。
今年は、どうしてもこの紅葉ポイントに行ってみたい、というような場所も思いつかず、かといって穴場情報なるものも、もうそれこそ出尽しているような気がする。
〝この紅葉スポットこそ穴場ですよ〟と謳った情報が、ネット上に溢れ返っている。ほんの少しネット検索をしただけでも、〝これでもか〟という勢いでヒットしてしまう。
これはこれで良い面もある。行き先が分散されて、有名スポットだけが混み合うことにはならないだろうから。しかし昨日出掛けた「圓光寺」だって、それほど知られた場所ではなかった。
(圓光寺の洛北最古の泉水「栖龍池」に映る紅葉)
それが、庭一面が朱に染まるというにはまだ早い段階だけど、昨日もかなりの人出になっていた。これだけ情報社会になって来ると、ごく普通にこういう現象が起こるのだろう。
それにしても、私が例えば紅葉スポットなどをあまり知らないだけで、家人などは〝あそこも行った、ここも行った〟ということになる。女性同士で情報を共有して、さっさと出掛けているのだ。
まあ私など言ってみれば家庭生活も地域生活も、仕事優先の頭から抜け出すという点では、まだまだ若葉マークなんだから、そういう状況になるのも仕方がないだろう。
私もこの数年は、桜の時期にはせめて京都市内の桜のポイントは回っておきたいと、あちこちに出掛けた。紅葉も、有名ポイントはおそらく一通りは行った積もりでいる。
(貴船神社/京都市左京区)
しかし、女性の情報ネットワークにはとても太刀打ちできない。今年も、せめてここには行ってみたい、というリストを家人に見せたところ、あまり色よい返事は帰ってこなかった。
そうとなれば独りで行くしかないか、と思う。いずれにしてもこうした外出の基本は、散歩をするのに何かプラスアルファがあったほうが良い、というところにあるのだから。
(京都の鬼門にある赤山禅院/京都市左京区)
今日も、午前中は出掛けようと思っていたのだが、朝から部屋でゴソゴソとしているうちに、結局は出そびれてしまった。〝年中休暇〟だから、無理に急ぐこともないのだけれど。
明日は、午後にオンラインミーティングの予定が入っているので、時間的にのんびりと出掛けるわけにもいかない。
ならば明後日、気分的に余裕がある状態で、どこか行く先を考えてみてもいいだろう。〝ここは、私にとって未知の場所だ〟と思えるところを探し出そう。