高校駅伝は留学生が圧巻の走りだった | がいちのぶろぐ

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昨日書いた全国高校駅伝は、男女とも広島県の世羅高校が優勝という結果になった。女子は最終区で、世羅高校の留学生の選手が驚異的な追い上げを見せて逆転優勝した。

 

男子は先行する選手を、世羅高校の3区を走ったやはり留学生の選手が圧倒的なスピードで追い抜いて大差をつけ、後続区間の選手が最後まで逃げ切って優勝した。

 

 

 

男子の場合、一時期は留学生が最長区間(10km)の1区で、圧倒的な走りを見せて日本人選手を引き離し、その高校が最後まで逃げ切るなどしたために、1区で留学生の起用が出来なくなっている。

 

たしかに、アフリカのケニヤなどから留学して来る選手は、テレビ画面で紹介される持ちタイム(自己最高記録)も、日本人選手とはかけ離れた数字の場合が多い。

 

それでも世界で戦おうとした場合、こうしたアフリカ勢と渡り合えなければ頂点には立てない。ただ、マラソンや長距離の世界記録は、アフリカ勢が独占しているような状況だ。

 

だから、そうした世界の最高峰を目指して留学してきているアフリカ出身の高校生にしてみれば、こうした駅伝などで日本の高校生には負けてはいられないだろう。

 

逆に言えば、こうした留学生に引っ張ってもらって、日本人選手の底上げも図れるということになる。だからこの傾向を、一概には否定できない面もある。

 

大学勢の箱根駅伝だって、留学生がエースとして頑張り、母校を押し上げる原動力となって、その大学全体がレベルアップしているケースだってある。

 

それにしても、今日のテレビ画面を通してもスピードの差は歴然としていた。女子の最終区では、まず先行する高校との20秒ほどの差を一人の留学生が一気に追い込んだ。

 

その後を、別の留学生選手がさらに下位からどんどんと追い上げて来て、ゴールの1km余り手前で先行していた留学生までもかわして、そのままゴールに飛び込んだ。

 

圧倒的なスピードだった。あのスピードでは、もう日本のトップクラスの選手でも太刀打ちできるかどうかというほどの強さだった。

 

やはり持って生まれた素質の違い、と言ってしまえばそれまでだが、これからも陸上競技の長距離種目は、アフリカ勢を中心とした時代が続いて行くのだろう。

 

球技などのように団体競技だったり、戦略が必要とされたりする場合なら、いろいろな対処法も考えられるけれど、個人の能力がすべてとなればアフリカ勢の強さが際立っている。

 

そんなことを言っていても始まらないから、これからも様々な競技で、素質のある日本選手には頑張ってもらいたいと思う。

 

ところで今夜は、漫才のグランプリとなる「M―1」が放送される。若手芸人にとっては、ここで注目を集めることができれば、こちらも一気に「世界が変わる」状態になる。

 

 

 

昨年の「M-1」で優勝したミルクボーイと3位になったペコパが、今年は大ブレイクし、一躍人気者になっている。これまでも、こうしてブレイクした若手芸人は少なくなかった。

 

今年もまた、新たに大ブレイクするような期待の新星は現れるのだろうか。お笑い大好き人間の私は、今夜、また長時間テレビの前にくぎ付けになる。