原発性アルドステロン症(PA)】 副腎摘出するまで。
まとめました。


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*2016年5月体調不良から、起き上がれる日が少なくなり、右上肢麻痺(CRPS)の他に
両足、左手に痺れ出現。【低カリウム血症】が分かり、カリウム補正(アスパラカリウム)するも、中々数値は上がらず。2.5~なかなか基準値にならず
その後、高血圧になっていることも判明。

整形外科・コグマ先生が「内分泌科の『何か』が隠れているかも?」と、精査するよう指示。

*11月 内分泌科の電解質やホルモンの血液検査で〔カリウム〕が低く〔アルドステロン〕の数値が高い。この頃血圧は、160/100ぐらいだった。発症前は110~90 /80以下

原発性アルドステロン症(PA)】だろうと、言うことで《カプトリル負荷試験》をする。

カプトリル〕と言う、敢えてホルモンを多く分泌させる薬を飲んで、数値の増減で判断する。(安静臥床で採血)

CT撮影で、左副腎に1.5㎝の腫瘍あり。

この結果を持って大学病院へ紹介される。
負荷試験で、2つ以上陽性でないと、確定にならない。そして、設備が整っていないと手術が出来ない為。



*4月25日~検査入院(内分泌科)
確定させる為に、追加の検査をする。
1週間の入院

蓄尿》3日分 頻尿、多尿になるのも特徴だが、夜中でも滝のように出るんだなぁ…深夜3時の尿量800cc(゚ω゚)(1回でよ?その前0時にトイレに行ってるのにこの量) そりゃあカリウムも低下するよな・・・・・・・2

フロセミド立位負荷試験》点滴で薬を入れながら、2時間立ちっぱなし。

安静臥床 採血 朝・昼・晩

生理食塩水負荷試験》生理食塩水2㍑。4時間安静臥床。

血圧 24時間測定
ステロイド負荷試験》夜と朝、プレドニン投与
造影CT



*7月13日~検査入院。2泊3日
手術が可能か?を調べる重要な検査。
副腎静脈サンプリング(AVS)》右鼠径部からカテーテルで左・右の副腎から直接採血。局部麻酔
右の副腎が採血出来なくて、3時間かかったあぁ~・・・
(人体の構造上、右の副腎は難しいらしい。)

☆ホルモン数値 
健側の右…206 左(腫瘍あり)…52,500
片側分泌型であると確定
右と左の比率で決まるらしい。とは言え半端ない分泌量。。。片側分泌型でも稀な数値だそうだ



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*11月4日から摘出術(11月6日)の為、入院。

内分泌科→泌尿器科
手術は【ミニマム創内視鏡下術】脇腹下から5㎝ぐらいの傷
3時間。(準備で前後1、2時間プラス)

1週間程で退院になるが、あたしは全身麻酔明けの問題があるので少し長めに、10日間入院。


*退院後2週間目。
内分泌科の検査で血圧110/70台、カリウム値も正常範囲内。
合格をいただき、地元の病院へ戻る事になった。
あとは、泌尿器科の診察。
後から出た左手・両足の痺れは、低カリウム性四肢麻痺ではなかったようだ。→持病CRPSの悪化



年齢的に血圧上がってくる事はあると思う。
そこに倦怠感や浮腫み、頻尿・多尿になっていたら、電解質(カリウム・ナトリウム等)も調べてみた方がいい。
一般健康診断では、ほぼ調べないのでね(゚ω゚)


《アルドステロン》と言うホルモンの過剰分泌により
『ステロイドを大量投与して、酷い副作用が出ている状態』その通り。
(※副腎は自然の少量のステロイドを、生産する。)
数年前まで原発性アルドステロン症は、指定難病だったらしい。
指定から除外されたのは、手術で根治するコトが分かったからだね。フーン・・・


原発性アルドステロン症の方で、高血圧の期間が長いと摘出後も血圧は下がらず、しばらくは降圧剤を使う事になる。。。らしい。

私は低カリウム血症の方が問題だったので、血圧はすんなり戻った。

発症原因は不明で、ミステリアスな病気。。。
あたしは、慢性疼痛の投薬とブロック注射の副作用だと思っている。



今回の手術でも【CRPS】の拡大は免れなかった。【アロディニア】が猛攻撃している。
まあ、付き合って行くしかないのよね。。。(゚ω゚)


☆摘出術後マイナスなコト。プラスなコト。
読み難いので拡大してください。
(*文字を書き直して、差し替えました。)


※私は片側分泌型で手術日までホルモン分泌量がどんどん増え、薬で抑えられなくなったので手術を回避する選択肢は無かった。
ですが、
片側分泌型と決定した場合でも「手術した方が良いよ」とは、私は簡単に言えない。

想定内ではあったが、CRPSの拡大。歩行困難。

【内分泌科的には成功。】なので、1つ内服薬が減った事を良しと思うべきと、担当医は言う。

持病がある場合は担当医としっかり相談して決めてください。




☆おまけ
キャパオーバーですにゃ(。>д<)
(*画像お借りしました。)