新型コロナウイルスで
イベントなどの自粛要請に続き
全国小中高校への休校要請が出て
企業も家庭も大混乱の日本社会。

政府の初動の遅さがこの大混乱の
原因のような気はしますが、
ちょっとそれは横に置いて……

客観的に今の状況を俯瞰すると
「右向け右」で同調圧力が強い
日本社会の脆さが出てると感じてなりません。

きっとお国の偉い人たちの中では
「シン・ゴジラ」の会議室みたいなことが
繰り広げられているのでしょうねー。


私が思うに、今の事態は
「ひとりひとりが
 自分で考えて判断しろ」
ということなんですよ。

「お上」の指示を待ったり
周りの顔色を窺って
自分の行動を決めるのは止めて

自分がどう行動するのが
自分にとって一番良い選択か
自分で考えなければいけないということ。


国任せではなく
各自治体で考えて、決める。

企業任せではなく
自分で考えて、決める。


日本人が最も苦手なことですが
自然(=ウイルス)の力で半ば強制的に
そういう時代へ突入したように感じています。


私も「考えてはいけない」の
思い込みが強いほうで
自分で考えるのは苦手だから
あまり人のことは言えないんだけど

「会社が休ませてくれないから休めない」
ではなくて


本当に休むことが必要だと
自分で判断したら休め、ということ。

休めないなら
どうにか代わりの方法を考えろ、ということ。

危機管理やリスク管理って、
そういうことだと思う。


何というか、個人の感想ですが
「精油の原液塗布は良いのか」論争
通じるものを感じました。

一般的なガイドラインとしては
「精油の原液塗布は勧めない」ですが
「絶対に100%NGか」と言うと
そんなことはなくて…

解剖生理学の深い知識があって
どの状況で
どの精油を
どれくらいの量なら
直接付けても安全か
自分で判断できるなら
原液を付ける場合もあるはずです。

でもそれは
個別の状況を
判断できる知識があって
考える力があるからできること。


個別の状況を網羅できないから
ガイドラインでは
「精油は原液塗布を推奨しない」になるの。

それを見た日本人は
「どんな時でも原液塗布NG」と
ステレオタイプになるけど、
フランスのような国では
知識のある人は
自分で考えて判断する。

それと一緒。

「自分で考えて判断して」
「考えられないなら止めておけ」
ということだと思うんです。



だからね
流石に明らかに感染が広がりそうな
人が密集する大型イベントは
もちろん止めたほうが良いでしょうが

今の
「右向け右」の状態は
ちょっと過剰に感じますね…。

北海道は午後には
緊急事態宣言が出たそうですが
そういう場所は別として

充分に気を付けていれば
日常生活は普通に
過ごしても良いと思っています。
私はね。


◯◯が中止にしたから
自分も中止にしないと体裁が悪い、
というような
周りの目を見た判断は
どうかなと思う。

本当に止めたほうが良いと
自分が思うなら
中止にすれば良い話。

ライブを開催するバンドもあるようで
「そこで感染したらどうするの」という
意見もあるようですが…
それこそ、そんなリスクを
承知で来るべきかと。

例えばもし
自分の周りにハイリスクの人が
いるから危ないと思うなら、
自分の意志で行くのを止める。
それだけなの。


「どうしたら良いか
 指示して、決めて」と
お上に頼るのではなくて、

自分で情報を集めて
どんな選択をしたらよいか
自分で考えて決めましょうね。