「空蝉と末摘花」

ちょっと気になった事

「空蝉」は蝉の抜け殻を指す夏の季語

「末摘花」は紅花を末摘花とも言い春の季語

作者の紫式部はこんなところからも

登場人物の容姿や性格に合わせて名を付けていたのでしょうか

とても似合ってる名だと思いました

 

 

 

 

  株式会社枻(えい)出版社

 

第15帖

蓬生(よもぎう)

「よもぎう」とは、よもぎなどの雑草が生い茂って荒れてる所

 

「場面」

末摘花(すえつむはな)を訪ねる源氏 近侍が露を払い

下男が傘をさしかけます

源氏が都を追われ後見を失った末摘花の生活は

蔀(しとみ)簀子(すのこ)などが荒れ果てています

ある日源氏が末摘花を訪れ今も変わらず待ち続けていた事を

知って末永い庇護を約束して二条東院に住まわせます

(光源氏28~29歳)

 

ところで、末摘花のことを「象のように鼻が長い・・・」と表現されてますが この時代 作者の紫式部はいつ何処で「象」の事を

知ったのか不思議です

 

第16帖

関屋(せきや)

「関屋」とは歌語で関所の番人が住む家の事を指します

 

「場面」

常陸の介(ひたちのすけ)空蝉の夫の一行が

石山詣(いしやまもうで)の源氏一行に道を譲ります

その時 源氏は空蝉の弟・子君(こぎみ)を介して

空蝉と歌を交わします

(光源氏31歳)

 

  遊友出版株式会社

 

秋好中宮(あきこのむちゅうぐう)

六条御息所の娘で源氏の養女(梅壺の女御とも呼ばれる)

 

 

 

  株式会社枻(えい)出版社

 

第17帖

絵合(えあわせ)

「場面」

冷泉帝の御前 斎宮(梅壺の女御)方と弘徽殿(きこでん)方が

絵を出し合い優劣を競います

(斎宮はのち秋好中宮と呼ばれます

互いの絵を出し合って競いますが なかなか決着つかず

最後は源氏が描いた「須磨の絵日記」を斎宮が出して勝利します

(光源氏31歳)

 

人の名前は何かころころ変わる

覚えるのは大変です

「絵合」は衣装が華やかで雅の世界を感じます

この絵は本に小さく紹介されてました

色はなるべく近い色にしたつもりです・・・

 

 

今日のおまけ

暖冬でも おいらはモコモコのふわふわだよ

 

 

「遊友出版株式会社」様

「株式会社枻(えい)出版社」様

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