出生率0.99のショック | 鈴江恵子のブログ

出生率0.99のショック

2023年の日本人の人口動態統計が発表された。1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は、1947年以降過去最低の1.2で、8年連続で低下した。これは想定の範囲で予想できたことだった。

 

ショックだったのは、東京の出生率が0.99と1を割り込んでしまったことだ。婚姻率の低下、晩婚化が主な理由といわれているが、全国で東京だけが1を割ってしまったのは、生活の厳しさがあるという。生きていくのに精いっぱいで子供に目がむかないのだとか。

 

本当にそうだろうか。都会の便利さ、楽しさは一人暮らしを快適にしてくれる。たとえ結婚しても夫婦ともに仕事をしながら自分の生き方を追求するから子供に目が向かないことが大きいのではないだろうか。子供を持ったら、そんな自由さや楽しさとは無縁の生活になる。それが嫌なだけではないかと、周りを見ていて感じてしまう。

 

文明の発展がもたらす弊害?悲しいことだが....