歯ブラシによるセルフケアはとても効果的です。
これは、20世紀半ばくらいから
たくさんの研究が行われて実証されています。
では歯ブラシはなぜ効果的なのでしょうか。
その答えは「プラーク」です。
プラークというのはお口の中のたくさんの細菌が
協力し合って作り上げた「すみか」です。
三匹の子豚のレンガの家のように、ちょっとやそっとでは壊れません。
そして、すみかにすむ最近が
・糖を食べて酸をだす→虫歯
・歯茎に入り込んで炎症を起こす→歯周病
という感じで、虫歯や歯周病につながっていきます。
そこで、歯ブラシで機械的にこすり落としてあげる必要があるのです。
ですから、歯磨き粉はプラーク除去に必ずしも必要なものではありません。
要するに、磨けていればいいのですから。
ではなぜ、歯医者さんでは歯磨き粉を勧められるのでしょうか。
歯医者さんは、自分で歯磨き粉をどんな理由で選んでいるんでしょうか。
答えは、「追加効果」です。
①虫歯予防
これについては、とにかくフッ素です

フッ素が1000ppm程度配合されている歯磨き粉を使って、
毎日磨くことは、虫歯予防に大変効果的であることがわかっています。
②歯周病予防
機能性のある歯磨き粉は、歯周病に対しては、
・炎症を抑える(対症療法)
・細菌をやっつける(原因療法)
の二つの側面からアプローチしていきます。
これには、CPCやIPMP、クロルヘキシジンなど
いろいろなものが使われています。
③知覚過敏予防
知覚過敏症というのは、歯が刺激を受けやすくなってしまい、
通常感じない刺激にも痛みを感じてしまう状態のことを言います。
虫歯ではないため、アプローチは虫歯の治療とは異なります。
・神経の炎症を抑える(原因療法)
・刺激を物理的に遮断する(対症療法)
このどちらか、あるいは両方を行うことができる歯磨き粉が効果的です。
④その他
「着色を取りたい」
「歯にミネラルを補給したい」
「お口が乾くので潤いが欲しい」
「さわやかな香りがいいな」
などのいろいろな必要性にあった設計で歯磨き粉は作られます。
普段はオールマイティな歯磨き粉を使いながら、
ニーズのあるときにはその道のスペシャリティのある歯磨き粉を使うと
毎日の歯磨きが楽しくなりますよ!
歯医者さんは、歯磨き粉のこういうところを見ながら、
日々、自分に合った歯磨き粉を選んで使っています。






