まさか乗り物がだったとは。 | グリーン・ブレイカーズ

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 農業の現場のお話しを中心にお伝えしてます。

まさか乗り物がだったとは。
こちらの像。これは日向[現・宮崎県]の国に伝わる木食上人作の
秋葉権現像です。

 角度を変えて撮→ 権現全体像.jpg

足もとに、なにやら動物っぽいものがいるのが、おわかりにな
りますか。じつは この動物はキツネ なんだそうです。

で 問題は、なぜに足元にキツネがいるのか・・・なんですね。

当然のことながら 私が はじめに思ったのは、やっぱり“懲ら
しめ”。たとえば 持国天、増長天、広目天、多聞天といった
いわゆる 四天王が、天邪鬼(あまのじゃく)を踏みつけてい
るのと同じようなケースだと考えたんですよ。

 悪さをしたキツネを懲らしめてやっちゃったよ

と、いったかんじになりますか。
ところがこれは大きな勘違いでした。

じつは このキツネ、というか おキツネさまたちは秋葉権現
さまのの乗り物だというのですよ。実際に ネットで調べると
白狐にサーフィン乗り しているこんな像も ありました。

 images.jpg   もっと いろいろな乗り方は こちら 。

なるほどこの像なら、キツネの大きさからいっても、たしかに
権現さまは、キツネの背に乗っておられます。

知らぬこととはいえ、火事を防いで下さるという秋葉権現さま
の乗り物であるといった大切な役目を担っているおキツネさま
にたいして、わたくし大変に失礼なことを思ってしまいまして、
申しわけなさでいっぱいです。

ちなみに このキツネへの乗り方なのですが・・乗馬ふうでは
なく、いわゆるサーフィンにおける サーファーの板の乗り方
なのが興味深いですね。映像を見る限り 秋葉権現さまは進行
方向に向かって右足を前にされているので“グーフィー”スタンス。。


晴れ 前回の和気清麻呂公[こちら]は、脚の筋を切られていた
  というだけに、やはりイノシシの背中に馬乗りに乗られ
  たのでしょうか。あるいは豪快に走る300頭のイノシシ
  の背中を ロックコンサートの大観衆に向かってその身
  を預ける いわゆるマッシュポブみたく、はたから見れ
  ば猪背の合間に見え隠れしながら運ばれていったのか。
  どちらにしてもカナダのスタンピートかスペインの牛追
  い祭りみたいな豪快なはなしに思える~。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜

のの