いけだのうなくん。
ネッシーは大ウナギではないかという発表を受けて、オオウナギ
の生息地でもあり、そしてイッシー生息の話もある鹿児島県池田
湖のオオウナギの話を再録してみました。よろしかったら。。
← 池田湖畔にあるイッシーの像。
↓
『いけだのうなくん/2010年』
どう、最近は。元気にやってた?
ボートやさん → 
と、開聞岳をバックに広がる池田湖にあるボートやさんの水槽
にいる オオウナギ[1メートル以上]に話しかける自分。
前にきたときは、きみは15歳だってきいてたんだから、
いまは18歳?
あっちのおじさんウナギにはね、この20年間は3回は会っ
てる。50歳だもんね、あのおじさんも。顔なじみといっち
ゃあ、顔なじみなんだ。

あのおじさん、体調はいいようだよね。ちょっとメタボって
るかんじだけれど、食事はいいみたいで安心したよ。
にしても、ずいぶんまたここは寂れたかんじだよね。管理人
さんもさあ、ボートにのせることよりもっと君たちをアピー
ルしたほうがいいのにね。せっかく秋篠宮さまだって会いに
来られたんでしょう・・・そんなニュースをもっと宣伝すれ
ばいいのにねぇ。ちょっと商売が下手な気がするよ/笑。
おもいきってさぁ、 きみのこの住まいを もっと改築して
広くして、緑とか庭石とかをふやせばいいのに。
きみの動く姿を もっとみてもらえるようにしてさ。
そしたら、もっと いろんな人が てくれるんじゃないのか
なぁ。
池田湖にくるたびにそんなことを心におもい、オオウナギに
ついつい語りかける自分。
かつての生活の場である湖から少しだけ隔てられた湖畔のお店
のデッキにある金網つきのこの水槽。
しかしすこしだけはなれている距離とはいえ、興味を惹かれる
出来事はあまり存在しそうにない、故郷の湖の環境と隔離され
た、自由のありそうもない世界に生きる彼[いや彼女かも]。
「でけー」
「蒲焼きにすると何人前だろう」
「イッシーだ・イッシーだ」
毎日頭の上で聞こえる無数の声を聞いているであろう 彼ら
の心情はいかばかりか。できれば自由にしてあげたいなと思い
つつ、いやしかし、もしここに彼らの姿がこの水槽から消えて
しまったとしたら、ときどきやってくる自分としては それは
それでとてもさびしいと感じるであろうこの矛盾した気持。
いやはや人って、ほんとに自分勝手。
そのとき吹いた一陣の風。
波立った水面が邪魔して15歳のオオウナギの姿が一瞬みえな
くなりました。
風がやんだとき、彼は意外にも底から離れて、水面近くに。
まん丸な両目を上目遣いに金網がなければ頭を撫でられるであ
ろうほどの近くにとどまっています。
こちらをじっとみつめ、なにかを話しかけいるようです。
自分はそのとき リアルウナギ犬の姿 を彼にみましたね・・・
そしてなぜだかすこしだけすくわれた気がしました。

ありがとう。またくるよっ。
至近距離でみるオオウナギの頭の大きさは、ビーグル犬
くらいといったらおわかりになるでしょうか。そして人に
は馴れやすいのではないかともおもいます。が、
「オオウナギがウナギわななどにかかっていてもくれぐれ
も捕まえようとしないように。オオウナギはとても力が
強く、大きなものなら罠が体にからみついて中学1・2
年生の男子ぐらいなら水の中に引き込んでしまう」なん
てはなしもきいたりします。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」