生ゴミたい肥は、てばなしで安全なのか。 | グリーン・ブレイカーズ

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 農業の現場のお話しを中心にお伝えしてます。


輸入食料の違反食品についての参考記事です。

生ゴミたい肥料の安全性を危惧する理由のひとつでもあります。

こういう研究  も在るのです。


■ ニッポン消費者新聞 第775号 平成2051


中国製ばかりが危険というわけではない。06年度、違反の発生率が高かった国は、

エクアドル(27%)、ガーナ(18%)、フィリピン(2.06%)、インド(1.45%)、

米(1.32%)の順になる。中国は0.58%。中国が残留農薬や食品添加物、微生物

汚染での違反が多いのに比べ、他の国、特に米国はトウモロコシのカビ毒である

アフラトキシン汚染が圧倒的に多い。米国からのトウモロコシは、06年に約15t

が積み戻しになった。 米国産のトウモロコシでアフラトキシン汚染が多い理由を

農学博士の藤田哲さんは「管理がよくない。日本はトウモロコシを輸入するとき

は家畜のエサとして輸入することが多い。だから管理が行き届かなくなる」とす

る。また、「トウモロコシからデンプンをとって人間の食用に利用する場合があ

る」という。


■ 人民網日本語版2007-09-18 違反輸入食品輸出国について


日本の朝日新聞社が発行する週刊誌「アエラ」はこのほど、日本に輸出された食

品の国別基準超過率ランキングを発表した。それによると、米国、オランダ、イ

タリア、オーストラリアなどの国・地域の基準超過率はいずれも中国(大陸部の

み。以下同)を上回った。中国の超過率は0.58%で、37カ国・地域中23位となり、

米国の11位(1.32%)を大きく下回った。 2006年度の日本の厚生労働省の輸入食

品モニタリング統計データに基づいて、主要輸入国の輸入申告数、基準超過数、

基準超過率のランキングを作成すると、基準超過数は中国が530件で1位、米国が

239件で2位だったが、基準超過率では中国は23位、米国は11位となって逆転した。

記事に引かれた国際農業問題を専門とする九州大学の甲斐諭教授の話によると、

先進国にも食品の安全性に関する問題は多く存在する。米国を含む多くの先進国

は海外への食品輸出に際し、長期の輸送に耐えるため多量の薬品を使用している。

先進国産食品に含まれる化合物の問題も深刻だ。こうした問題は往々にして日本

の検疫の通関検査で見過ごされ、問題ある食品が日本市場に入り込んでいるとし

ている。



食料の60%を海外から輸入される食品に依存するわが国の悲しい現実がここに

あります。そして生ゴミのリサイクルです。

輸入食品が6割ある現状で、上記の食料の残滓から作られる生ゴミ肥料は、手放

しで安全だといえるのでしょうか。

レイチェル・カーソンの『沈黙の春』の思想は、この場面でこそ考えられる

べきではないでしょうか。 




『世界有数の食料輸入国でおこなわれている 

 生ゴミなどから作られたリサイクル肥料を主体とした有機栽培

 と、

食料輸入の無かった時代の有機栽培

 とを、


同一視することには大きな問題があると思われてなりません。







グリーン・ブレイカーズ-夢で終らせない農業起業  グリーン・ブレイカーズ-本・写真


夢で終らせない農業起業 本当は危ない有機野菜

資料1は こちら  。
資料2は こちら  。
資料3は、こちら  。 
資料4 小学館SAPIOの記事は こちら  。
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