電気用品安全法が2001年に施行され家電を扱うメーカや業者

は製品の安全性を自主検査しなければいけなくなった。


検査が完了している製品に、PSEマークをつけることが出来る

が、このマークがないと販売ができなくなっています。


しかし、買うユーザはそんなことを気にしていないし、売る方も

売れれば良いだけである。


だが、売った後の買い替えが必ずくるし、その使用中には何か

あったときにいつでも連絡をとれる状態にしておくことは重要な

事だ。


この辺りを、おろそかにしているメーカが多い中で、数年先まで

も考えて活動しているメーカ、販売店は、きっと生き残るはずだ。

大きな製造メーカは、その購買力にものを言わせて、サプライヤー

を集める説明会を開く事がある。


大きな会場に、いろんな企業(ライバル同士)の担当者が集まる光

景は異様な感じだ。


で、何が始まるかというと、うちの新しい登録形式が変わったから

今度はこの形式で情報を登録してください、という話し。


数年に一度、このような説明会をするが登録側の企業はたまった

もんではない。


だいたい、系列でもない限り、1つの企業が付き合う、取引先の会

社は数十から数百にのぼる。で、だいたい、皆違う形式だ。


こんなことを繰り返すことが仕事だと勘違いしてしまう担当者も変。

効率とか中身の話をちゃんとしなければ、日本の製造業はヤバイ。


マスコミでは盛んに日本は製造業があるから大丈夫というニュース

があるが、間違いではないが日本以上の国は幾らでもある。


そのレベルやスピードから推測するに明らかに生き残れないと予

測するのは私だけだろうか。

製造業にしろ、商社、流通業にしろ、全てのことを自社だけで

完結できる会社なんてどこにもない。


いわゆる、仕入先、販売代理店、パートナ会社、子会社、関連

会社など、日本だけでなく、世界との関係で成り立っている。


といいつつも、その関係会社との様々なデータのやりとりにつ

いては10年、いや20年以上も前からなんの進化がない。


いろいろな理由があるからだろうけど、そのアナログな関係で

も成り立っていたという事が大きな原因だと思う。


しかし、これからの10年はそうはいかないと予測する。

データのやり取りが下手な会社は明らかに、淘汰される。

googleの一人勝ちと同じような、状況が全ての業界で起こると

思う。1位以外は全て負ける可能性がある。


環境情報、製品情報、価格情報、検索キーワードなどを全て

をコントロールする会社が出てくると一発でひっくり返ると思う。

環境情報というより、そもそも企業は情報を集めたり、管理する事が

上手くない。


1社で全てを完結している企業などなく、同じ社内においても、名刺

交換が必要な会社も多い。


環境情報や、その元の製品情報の詳しい情報を、いまもちゃんと管

理しているかというと、ほとんどの会社は、適当である。


それぞれの立場や、成り立ちが違うので、難しいことはわかるが、今

後は明らかに、他社と情報交換がヘタな会社は淘汰される。


なぜなら、情報を管理する事によるメリットがとてつもなく大きいから

である。


早く、上手く、低コストで管理、運用を成功させた会社が、勝ち組みと

して大勝ちするだろうと強く思う。

グリーン調達調査共通化協議会という組織がある。
略してJGPSSI。

各メーカが、独自にサプライヤ向けの調査票を作成するの
ではなく、調査票を共通化することで、グリーン調達調査に
かかる調査労力を軽減し、回答品質の向上を目的としてい
る、とのこと。

これはよいです。

しかし、現場のサプライヤの工場や海外に工場などは非常
に難しいらしい。

なんったて、項目が多すぎて、複雑すぎる。専門の部署を
が必要で、これだけのために人材を配置しなければいけな
いほどである。

しかし、この対応をしなければ、大手のバイヤー(メーカ)等
に納品できなくなるという危機も迫っていて。。。。

なんとかできないものだろうか。


某ジャンルで業界トップのメーカと打ち合わせ。


部長が言った一言。


環境問題だろうとなんだろうと、システムを採用する場合の

有力な判断方法は、デファクトになり得るかどうか。


との事。


要は、責任を取りたくないといった「安心」を買うために、その

「デファクト」となり得るシステムを採用しておけば、たとえコケ

ても、社内で言い訳が効く、ということか。


うーん、新しいことを始めると面白い意見がたくさんもらえて

勉強になるなー。



***追加***

起業して成功する秘訣が分った気がする。


 1.今、既にあるものを置き換える仕組みを提案すること。

 2.自分の得意分野を見極めそれを集中して攻めること。


なぜかについては、過去のブログを読み返せは分ると思うから

ここでは書かない。また他に思いついたら追加していこうと思う。





今日の打ち合わせ。


某流通側の意見。


これ以上、メーカに負担をかける事はできない。

商品の情報は一つなのに、、、、


今まで流通側はマスタ情報と呼ばれる、品名、価格、JAN等の

情報やスペック情報と呼ばれる、より詳しい詳細な情報を依頼

してきた。


その情報をメンテするだけでもメーカは負担になっている中で

さらに環境情報の項目をメーカに依頼する必要がある。しかし

いま以上に強く言えない状況でもある。との事。


メーカが販売する商品の情報は一つなのに、なぜこれだけの

様々な形式があるのか。メーカの負担は増すばかりである。


強力な力が働くまで待つしかないのか。


それとも、第3者的な機関、会社が上手く調整することで解決

するのか。


まるで、幕末の竜馬や中岡慎太郎のような動きが必要だ(笑


今日の打ち合わせ。


中堅メーカという立場なので、お上に従う方法が一番上司に

説得しやすい、との事。


だよなー。


それはそうなんだろうけど、はじめに導入することに、意義が

あるのでは?とかほかにもメリットを提案したが、難しいとの事。


お上が入れた後、うちに連絡してきても、後回しですよ、といい

たいが、まぁいいか。


お上の方にセールス続けようっと。

食品も環境も同じかな。


あるメーカの一言である。


赤福やら白い恋人やらコロッケやら、ようは企業が悪い

ことをして隠すことができた時代は終わったということ。


分らないことは、なんでもやってしまえという勢いはもう

無理だろう。


ズルをしたらズルした分だけしっぺ返しがきて、努力し

たらその分だけちゃんと返ってくる。


正直者だけが徳をする時代になって欲しい。

その手助けをしたいと思っています。

環境情報を管理する部署が、メーカによって違う。

その部署の位置づけもメーカによって全然違う。


これはそのメーカの考え方というか社風なんだろうと思う。


いいか悪いかはわからないが、後回し的な発想のメーカと

先導していくメーカの違いは、大きい。


言ってしまえば、環境問題も、ひとつの差別化要因として

考えているメーカは、とにかく、いろいろな事に余裕があり

それがいい結果になっていると思う。


逆のメーカは、すべて後手。何か問題が起こってから対応

するというスタンスの会社は、すべてが悪循環だ。


数年後に淘汰される会社がわかる気がする。