どんな看板を見ても。
どんな人とすれ違っても。
活力がわかない、
文化祭当日。
こんなに、楽しくなかったっけ…?
「まな、どうしたの?」
「……うん…」
ゆきが気にかけてくれてる、
のに、
私は翔くんのことしか考えられない。
翔くんの好きな人って、誰?
……もしかして、
「まなってば!!!!」
「はいっ!」
「いつまでぼーっとしてんの!」
「…はい。」
「翔くんのことでしょ?」
…なんでゆきは私のことがわかるんだろ
「…後夜祭、どうするの?」
「……」
「黙ってちゃわかんないよ」
「……」
「告白したいんでしょ?」
「うん…」
「じゃあするしかないじゃん!」
そっか、
そうだよね、
どうせだめなら、
当たって砕けろだよね、
このままで終わるより、
少しでも関係を変えてみたい、
「ありがと、ゆき。」
「いえいえ、」
_後夜祭まであと3時間、