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あらすじ
高校生のトレイシー（ニッキー・ブロンスキー）は、おしゃれとダンスが大好きな太めの女の子。
地元のテレビ番組「コーニー・コリンズショー」に出演することを夢見ています。
ある日、その番組に欠員が出、代わりの女の子を募集すると知り、トレイシーは反対する母に内緒でオーディションに向かいます。
しかし、番組の部長、ヴェルマ（ミシェル・ファイファー）は見た目や人種で人を差別する人物であり、背が低く太っているトレイシーを受け入れてはくれませんでした。
その日、オーディションに出ていたため学校に遅刻してしまったトレイシーは、放課後の補習授業に出ることになるのですが、そこでダンスの上手なシーウィード（イライジャ・ケリー）に出会い、ダンスを教えてもらいます。
そのダンスが同じ学校のリンク（ザック・エフロン）の目にとまり、彼の招待でトレイシーはダンスパーティーに出ます。
パーティーには、「コーニー・コリンズショー」の主役、コーニー（ジェームズ・マースデン）がおり、彼のスカウトによってトレイシーは番組出演を果たし、みるみううちに人気者になっていきます。
しかし、それを面白く思わないヴェルマとその娘、アンバー（ブリタニー・スノウ）はいろいろ画策し、トレイシーを番組から降ろそうとします・・・。
感想
「ジョン・トラボルタ主演」と書いてあったのに、いつまでたっても彼が登場しない・・・
と思っていたら、なんと、主人公の母親役なのです！
私、「なんかこのお母さん、やたら大きいし声が低いわねえ～」って思っていて、中盤になってようやく気づきました。
気づいたら、なおいっそう物語におもしろみが増してきました。
こんなに女性っぽくできるものなのねえ～って。
主人公のトレイシーはもう、ぽっちゃりを通り越したはちきれんばかりの体なのですが、踊る踊る！
（膝をやられないか私もう心配で心配で・・・）
彼女は、太っていることになんの引け目も感じていなくて、明るく前向き、損得とかを考えない魅力的な女の子です。
シーウィードの母親、モーター（クイーン・ラティファ）の存在感も良かった。
いかにも頼れる母親って感じです。
60年代の差別が色濃く残るアメリカの文化に腹は立ちますが、とにかく歌や踊り、ファッションを見ているだけで楽しいです。
ミュージカル好きな人におすすめ。
追記・なぜタイトルが「ヘアスプレー」なのかと言うと、番組のスポンサーがヘアスプレーの会社だから。
視聴者からの投票によって決まる「ミス・ヘアスプレー」が誰の頭上に輝くか！？
これがまた意外な展開で良かったです。