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65歳になって8月末に定年となった。
その会社には9年間お世話になったが、私にとっては長く勤務した方だった。
何か自分でも発信しようというのが半分と自分の備忘録というのがもう半分、あとボケ防止というのもあるかもしれないがブログを再開した。
以前はゴルフに関して始めたものだったが、だいぶ前にゴルフに行くのもやめてしまった。
定年になって時間に余裕が出来たので、昔、お世話になったある人に会いに行こうと連絡をとった。
その人は、私が大学院時代を過ごした街に住んでいる。
大学院の頃の自分は、どこにも拠り所がなかった。そう、いる場所がなかった。
そんな中で、その人と奥様、その夫妻を紹介してくれた友人だけが私を受け入れてくれた。
いつも思っていたが、そのご夫妻は血のつながりもない私を自分たちの生活を犠牲にして迎えくれていた。
私は、夜遅くに訪問したり、3人のお子さん達と川の字になって寝て、朝、起きると奥様の煎れてくれたお茶を当たり前のように飲んでいた。
それが日常の生活の一部になっていったのがとてもうれしかった。
私の連絡に奥様からメールで返事がきた。
夫は、今、大きな病気と闘っていると。
ショックで、そのご夫妻と過ごした日々のことを思い出し、いつしか涙していた。

