寿司とか、ラーメンとかの調理済の料理だと、
結局のところ、炭水化物やタンパク質が何グラム含まれているのか?がわかりません。
また、ご飯とパンを単純に同じグラムで比較することもできません。
それは、ご飯やパンには水分が含まれているからです。
例えば、普通のご飯50gと、おかゆ50gでは、おそらく、普通のご飯の方が血糖値を上げると思います。
おかゆよりも、普通のご飯の方が、米の量が多いからです。
<全体量を同じにした考え方>
普通のご飯・・・・・米30g + 水20g=全体量50g (米が多い)
おかゆ・・・・・・・・・米20g + 水30g=全体量50g (水が多い)
※米と水を合わせた全体量が同じ50gでも、
米の量が異なれば、炭水化物の量も変わるので、
普通のご飯の方が血糖値を上げる、という事になります。
※実際にご飯やおかゆを作る時の米や水の分量とは異なります。分量の数字は、わかりやすくするために書いています。
それに対して、全体量ではなく、原材料を同じグラムにして比較する法だと、その食材が血糖値にどう影響するのかがわかります。
私がいまさら実験をしなくても、GI値一覧表という物が存在するのですが、今回、小麦粉と血糖値の関係を書いた本を数冊読んで、自分で確かめたくなりました。
<原材料の量を同じにした考え方>
普通のご飯・・・・・米30g + 水20g=全体量50g
おかゆ・・・・・・・・・米30g + 水45g=全体量75g
この場合、原材料の米の量を同じ30gにしたので、全体量は変わってきます。
米の量(炭水化物の量)は同じなので、血糖値は同じくなるはずです。
(と、思っていましたが、
ところが、後の実験で、水分の量も血糖値に影響するのではないか?という結果が、パンの実験で出ましたので、これについては、後日書きたいと思います。)
要は、米粉と小麦粉の比較をする場合に、ご飯とパンという食品の全体量で比較するのではなく、原材料の量で比較したい、という事です。
そうすれば、小麦粉と血糖値の関係の、知りたい事に迫れると思います。
米粉と小麦粉を同じ条件で調理し、血糖値を測定することは、
以前からとても興味のある実験でした。
米粉は当然シンプルな米粉である必要があります。
米粉ミックスはダメです。
商品名が「米粉」と書いてあっても、裏の原材料表示をよくみて、純粋な米粉を選ばなければ意味がありません。
こんな感じでやろうと思います。