いえいえ、カスハラはしてないです。

 

一つは、昨日の岡本太郎美術館のカフェで。

もう限定数のアフタヌーンティーセットが売り切れたと思っていたら、ラスト1つがまだあって、運んで貰ったときに「嬉しい!」とすっごい喜んだものですから、店員さんが笑い出して・・・。

で、お会計の時に小さいお皿に乗っていた小さい豆みたいなのは何ですか?と尋ねてみたりして。・・・次に会計を待ってる人もいなかったので。

 

嬉しいから再掲!左したのピーナッツみたいに見えるのですね。

 

店員さんもよくは知らなかったんですが、じゃり豆に何かをコーティングして・・・公園内の売店でも売ってます~とお返事頂きました。

 

で、昨日の特別展は、「生命の交歓 岡本太郎の食」というものだったのですが。

太郎さん、美食家だったそうで、それは漫画家の父、岡本一平からの教育でもあったらしいのですが、高度経済成長の時期にタルタルステーキ・・・生の牛肉に卵黄を乗せたのを、お客さんを集めて振る舞ったとかで、お客さんはまだ日本では生肉を食べる習慣がなかったのでおっかなびっくりで食していたとか。

 

そんな太郎さんは「本来食べる感動は生命の交歓ともいうべき自然対自然のよろこびがあったのだ。」と述べておいでですが・・・。

 

最近の科学では、農耕が人類最初の自然破壊だった、という話もあるし。

狩りや漁で他の生き物を捕らえて食べるのは、生き物としての業というか、生命活動そのものではあるけれど、他の生き物の命を奪うことでもあるので、そのあたりの展示はちょっと複雑な思いも抱えながら観ました。

 

あとは、ボーダーレスな太郎さんの活動や作品をたっぷり堪能できて・・・

懐かしい、顔のあるグラスとか。

 

Maxellの太郎さんがピアノをバンバン弾いて、上を向いてカッと目を見開いて「芸術は爆発だ!」と叫ぶ有名なCMの映像も懐かしく見たりもして。

 

一人の芸術家のみの美術館なのと、太郎さんはメディアに沢山出られてもいたので、お元気だったころの映像も沢山ありました。

じっくり観たのは「遭遇」という作品の製作過程を10分以上の映像にして流していたもの。

最初に黒で大まかな輪郭、緑を置いて、赤を入れて、青をいれて・・・細かい所まで、小さな家具にニスを塗る用?みたいなはけで、下絵らしきものもない大きなキャンバスにスッスッと筆を進める。目が釘付けになりました。

 

写真を撮っても良いエリアにあったので。

 

で、最後にミュージアムショップでも店員さんに絡んじゃった。

買ったのは、もう在庫のみで生産終了というマグカップ。

使えないわ。保存用です。

で、またお会計の時に、スマホの待ち受けを「誰かに見せたくて!」と店員さんに向けました。

こんなんを待ち受けにしています。

と!

店員さんが「えっ!カワイイ!これ何ですか?」とお尋ねになる。

この美術館の職員さんで知らんの?と思ったけれど「青山の方のアトリエのお庭から撮った写真です」とお返事を。

「万博会場で子供の頃に太陽の塔を見てから大好きで!」と言ったら、店員さんもリニューアルしてから(平成)に登った、と。私も登ったんですよ~とか言って盛り上がっていたんですが、次のお客さんがレジをしに向かってきたのでササッと離れました。

 

一人で出向いたんで、この日の感動を誰かと共有したかったりしたんです。

 

で、帰り道。

往路は美術館はどこだ?で周りを見る余裕もなかったんですが。

生田緑地、良いです。

 

SLはあるし。

中で休憩できる列車車両もあるし。

子供連れが多いからか、キッチンカーというか、軽食やスイーツも多数売られていたりして。

子供が小さいころにこの辺りに住んでいたら日参したかも。

 

思い切って出かけて良かった~という日曜でした。