全員担任制?・・・通常のクラス担任ではなく、全ての先生が全ての生徒の担任?みたいなシステムで有名になった中学校で、部活動でのヒップホップダンスの発表の場をナシにする、と学校が決めて問題になっているんだそうな。

 

中学部活動「ヒップホップ禁止令」生徒ら泣いて抗議 専門家も疑問(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 

なんじゃ、それ?です。

 

なんでも、教科書?に準ずる資料?にも現代のダンスとしてヒップホップも載っているのだそうで、学校の言い分としての学校単位の中学生向けの大会がないから認めない、なんていうのは意味が分かりません。

だったら、人数が少なくて吹奏楽の大会に出られない小規模な吹奏楽部は、中学生向けのブリーズバンド(7人くらいでの吹奏楽のスタイル)がないから取り潰し、みたいなことにもなるんでしょうか?

 

いや、普通の吹奏楽部でも、文化部発表会(保護者も入れた)で、ディズニーメドレーや陽気なラテン要素の入った曲を演奏したら、体育館の全校生徒がダンスホールにいるかのように盛り上がって、アンコールが止まらない・・・みたいな景色も見ましたが、それでその後に部員たちがどうなった訳でもなかったです。それまでと同じように練習に励む日々でした。

 

昭和の・・・私たちより上の世代で、ギターを弾いてると不良と言われた、みたいな大人の価値観の押し付けを思い出しました。

私の十代の頃には、ニューミュージックが市民権を得ていて、すくなくともフォークギターまでは不良扱いにもならなかったんでしたが。

 

多分、禁止した側は、TVでタレントさんがカッコイイ感じで踊ったり歌ったりしているのをみて、中学生にはふさわしくないとか考えたんでしょうけれど、今やオリンピックでブレイキンが競技として取り上げられている時代です。

先生たちの認識がガラパゴスです。

 

吹奏楽部もですが、身体を使うことは地道な努力が必要、表現を伴うことは研究やトライ&エラーを繰り返す忍耐力がいる活動です。

この中学の先生方が考えているより、ずっと生徒の成長にプラスなことが多いんじゃないかと思うんですけれどね。