経団連がふうふべっせいの導入を提言したのだそうです。

 

理由は、経済活動の支障になっている、ということらしい。

結婚して戸籍上は夫の姓になっているけれど、仕事上は旧姓を通称として仕事をしている女性がいたとして(逆でも良いんですが、こっちのパターンが多いかな、と)

パスポートは個性上の名前でしか取れず、ICチップもそうなっているので、海外へ行こうとした時や、ホテルの宿泊でトラブルになるとか、

契約書が本名でないと出来ないとか、日本にいたって外国企業と仕事が出来なくなっちゃったりするらしいです。

約30年議論ストップ「選択的夫婦別姓」経団連が“異例提言”街で40年越しホンネも(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

 

働く女性が多くなった中、そんなことで人繰りをしてられない、スタッフの中でその女性が最適、ってことだってあることでしょう。

今年の頭にはその障壁での経済的損失について語られていたみたい。

 

選択的夫婦別姓をめぐる動向と経済的損失 (2024年1月1日 No.3619) | 週刊 経団連タイムス (keidanren.or.jp)

 

個人的にも、一人っ子同士の結婚に両方の親が難色を示して結婚出来ずにいた人を知っているし、妻側の姓を選んだ結果どえらい不具合にあって世間に訴えていた男性がいた記憶もあります。

 

そもそも、夫婦の姓をどちらかの一つにするよう法で強制しているのは世界十で日本だけだそうだし、そうしないと法的な優遇措置を受けられないなんていうのは、現代社会ではもはや人権侵害では?ということにもなっているらしい。

 

私自身は旧姓が学年が上がる度に学校で「これ・・・なんて読むの?」と先生方に尋ねられるようなものだったので、ごく一般的な夫の姓になったことで説明する必要がなくなったのにはスッキリした一面もあったりしますが・・・。

 

個人的意見としては、戸籍は両方の姓を並記して、日常生活ではどちらを名乗っても良い、っていうのがベストじゃないかと思います。

子供の姓は、生まれる前にどちらにするか決めておくことになる可能性が大きいそうですが、子供本人が18~20歳過ぎくらいまでにもう一つの姓に変えたい時は簡単に出来る、とかにしておけば良くない?と思います。

 

親戚に相続問題が理由で、大学卒業時=伸びる就職のタイミングで孫が祖母の養子になって姓を母親の旧姓にした、って例を知っています。

友人関係が一段落して、新しい人間関係を作る職場に入る時を狙ったのだとか。

孫は母親と法律上の兄弟になった訳ですが、人間関係的には、それまでと何も変わらない、ノープロブレムだそうです。

姓について人を縛る必要性はない、夫婦を別姓にしたところで、家族の形が変わったりはしない実例です。

 

家族の結びつき云々なんて、母性神話みたいなもの。

夫婦別姓にはメリットもあるようです。

 

夫婦別姓のメリットとは?今知っておきたい夫婦別姓の6つのポイント (best-legal.jp)

 

何度も提言がありながら、国会や裁判に持ち込まれながら、先送りにされてきたこの件、どうなるのか?注視です。