誤算だらけで気が付けば愛人。いや、愛人も立派なビジネスかもよ?その(22) | kyon2のブログ

kyon2のブログ

ブログの説明を入力します。

事務所には、連日、多数の所属応募が舞い込みました。


しかし、清太郎は「所属には厳しい審査を設けています。ご利用は計画的に」と消費者金融の様なコメントをHPに書き込み、殆ど見送りました。


実態はAV女優発掘事務所だとバレる事を恐れたのです。


清太郎は焦っていました。これ以上、知名度が上がると、ヤバイ事になる


しかし、そんな清太郎を他所に、ユーチューバーによってワールドワイドに拡散された影響は大きく、連日、黒山の人だかりが出来ていました。


更に、各旅行会社は「麻衣子見物ツアー」を企画し、物見遊山的な観光客が、国内外を問わず、連日、訪れる様になっていたのです。


外人「ジャパニーズ マイコ~!最高ですね~」と、麻衣子を舞妓だと勘違いしていました。


そのうち、事務所の前は風水学的にパワースポットになっている、とか、片思いでも熱い思いを持続できるホットスポットになっている、などと都市伝説まで飛び出していました。


麻衣子もオーディエンスの期待に応えて「この左腕のイカ焼きが目に入らねぇか!」などと大見得を切り、立ち回りも派手になっていました。


麻衣子のリストカットは、見物ツアー最大の見ものとして、その瞬間をカメラに収めようと、麻衣子の直ぐ近くまで群衆が押し寄せます。


ツアーガイド「ハイ!麻衣子さんの身体には手を出さないで下さい!」規制のアナウンスが入ります。


ʕ̫͡ʕ̫͡ʔ̫͡ʔ̫͡


それまで、この周辺は閑散とし、商店街も閉店の一途だったのですが、一気に観光収入で潤い、買い物客で賑わうトレンディシティになったのです。


一説によると、麻衣子の経済効果は、5億とも囁かれていました。


麻衣子は社会現象を巻き起こしたのです。


「この街に麻衣子あり!」


いつの間にか、麻衣子は街の人々から温かく迎えられる存在となっていたのです。


それは、物心ついた頃から除け者にされ、イジメられて育った麻衣子にとって、世界が変わった瞬間でした。


麻衣子(清太郎が居なくても、リストカットしなくても生きて行けるかも知れない)


ʕ̫͡ʕ̫͡ʔ̫͡ʔ̫͡


しかし、群衆の中に、異彩を放つ人物が紛れ込んでいました。


サングラスに夏でもヨレヨレのトレンチコート、目の前にはブラインドを吊るし、そこから眼光鋭く覗き込んでいます。


本人は群衆に溶け込んでいる積もりでしたが、かなり目立っていました。


そう

警察が張り込んでいたのです。


つづく