イタリアの暴力装置、愛するとは奪う事。いいえ、与える事です。その(48) | kyon2のブログ

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「今こそアメリカの、いや、世界の転換期です!」


カタリーナ大統領は、大勢の議員達を前に、国会で演説しました。


 戦争に費やす税金や労力を、平和な世界を構築する為に使おう!と提案したのです。


「手始めに軍事費の5%を、転用したいと思います」


うぉ~~❗️パチパチパチパチ

どよめきと共に、多数の議員から賛同の声が上がりました。


(俺達、何故今迄、そんな事に気が付かなかったんだろう)


大多数の議員が、心の中で、そう思っていました。

皆、戦争神話に洗脳されていたのです。


その時です。

異議を唱える人物が現れました。


それは、国防総省(アメリカ官庁の中で最大規模の組織)長官のブレッド・アンベラーでした。

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ブレッド「今や我が国の軍事費は、世界一を誇ります。国家予算の1割が軍事費というのは、異例の事態です。


私も就任した当初、何故、世界の群を抜いて6000億ドルも計上しているのか疑問でした。


恐らく、報復の恐怖心から、雪だるま式に膨れ上がったのでしょう。


しかし、これではアメリカ自体がテロリスト国家、と見なされても仕方ないのでは無いでしょうか?


その反面、民生費は2000億ドルに留まっています。


国民に貧困を押し付け、膨大な軍事費を拠出する事は、人間的、財政的に困難な状況にあります。


アメリカは、世界の平和にも責任がある国です。


5%なんて、みみっちい事は言わず、50%にしましょう!


その方が他国へのアピールになります。


まあ、半分にしても、世界一の軍事費拠出国には変わりませんけどね」


うぉ~~❗️パチパチパチパチ

どよめきと共に、多数の議員から賛同の声が上がりました。


カタリーナは、胸を撫で下ろしました。


ブレッドは、カタリーナの説明が足りない部分を、上手く捕捉してくれたのです。


*・゜゚・*:....:**:...:*・゜゚・*


国会の後、ブレッドがカタリーナに近づいて来ました。


ブレッド「貴女の演説には、いつも心を打たれます。


私も国防総省長官である前に一人の人間です。あと、3人の子どものシングルファザーですけどね。(^_^;)

以前、広島の原爆資料館を訪れた際、自分が如何に戦争について無知であったかを痛感しました。


私も本当は平和主義者なんですよ。^ ^


今度、良かったら、核不拡散条約や、核兵器廃絶について語り合いましょう」


そう言うと、爽やかな笑顔を残して、風の様に去って行きました。


その時、カタリーナの心のカーテンが、優しく揺れました。


つづく。