競馬やったことある?
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今、夫が台所に立って洗い物をしています。(^ ^)
こんな夫の姿を見るのは何年振りでしょう…?
遠い記憶の片隅にしかありません。多分、25年位前?
明日、台風でも来るんじゃないの?ハイ、来てます!
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
三連休初日の朝。
レースのカーテン越しに、柔らかな陽射しが、マホガニーのダイニングテーブルを照らし、
夫は朝食の準備が整うまで、日経新聞電子版を読み、私はキッチンでフランスから今朝空輸したばかりのクロワッサンを、マイセンの陶磁器に並べながら、時折、夫の様子を見て微笑みます。
カフェ・オ・レの芳醇な香りが、部屋の隅々にまで漂い、1日の始まりを知らせます。
はい、貴方、朝食の準備が出来ましたよ。(*^o^*)♡
って、朝だったら良かったのにねっ❗️💢
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
私が満身創痍の状態にあるにも関わらず、夫は朝食が目の前に用意されるのを、ドデ〜っと椅子に座り、TVを観ながら待っていました。
「いたた…、いたた…(>_<)」と腰を抑え、ババア歩きをしている私の姿は、わざとアウト オブ 眼中。
その時!
私の耳に天の声が聞こえたのです。
この魔の三連休を、この無神経な夫と過ごせるのか?
絶対無理!答えはNO!です!
「💢💢💢❗️私はこれから先、20年、30年と、どんどん歳を取って行く、なのに、私がこんな状態の時でも、貴方がそんな態度なら、私はやって行けないっ❗️💢💢💢」
(離婚の意思あります!の一歩手前的宣言)
自分でも、はっ!!(◎_◎;)としました。
気が付いた時には、こんな言葉が無意識に口を突いて、飛び出していたんです。
積年の恨みが、一気に噴出した、その瞬間でした。
何の前触れもなく、唐突な展開に慌てる夫。
「き、気が付かなかった、い、言わないし…」と言い訳をしました。
ハア?
私のこの姿を見て分からないだと⁉︎
3日前から痛みと戦ってますが!
お気づきになりませんか?
(初めての方へ、私は滑り症という背骨の持病があります)
それは家事を手伝いたくない怠惰な自分を、正当化する為の見苦しい稚拙な言い訳。
しかし!
私のこの強い語気と不穏な空気が、夫の重たい尻をグイッと持ち上げたのです!
流石の夫も、私の言葉の中に熟年離婚の危機を察したのでしょう。
えっ⁉︎
俺、スタンディング ザ 崖っぷち⁉︎!(◎_◎;)
その直後から、重たい鍋を運んでくれたり、食器類のテーブルセッティングを手伝ってくれました。
更に、ブランチと夕飯の後片付けも、何も言わなくても自分から進んでやってくれたのです。
しかし、慣れない家事です。
要領も悪く、時間も掛かります。
本人も食器までは洗えても、フライパンなどの大物調理器具の洗浄には、気力と体力が電池切れした様子で、放置してしまいました。
夫の言う「君は毎日が日曜日」と侮辱していた家事は、夫にはミッション インポッシブルな重労働だった様です。
それでも、アポロ11号の月面到着の足跡の様に、私にとっては記念すべき嬉しい第一歩となったのです。٩(^‿^)۶
夫が二階の自室に避難した後(リビングに居たら、また仕事を言い付けられるから)、夫が残した家事を私が完了させました。
家事を手伝ってくれている時の夫の顔は、普段よりハンサムに見えました。
重たい鍋をヒョイと持ち上げた瞬間…、キラッ!
ああ、やはり男は力が強いな。
とドキッ!(╹◡╹)♡
手際が悪く、時間が掛かっても、一生懸命にやってくれている姿も、キラッ!
ジーンと胸に打つものがありました。(๑>◡<๑)
もしかしたら、夫の方も、家事なんて馬鹿でも出来る、と侮っていたけれど、毎日毎日、何年も何年も、家族の為に、こんな作業を繰り返してくれていたんだ…。
と思ったのではないか、と思いました。(期待を込めて)
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
「健やかなる時も、病める時も」
神様の前で誓った愛の言葉は、夫には都合の良い「健やかなる時」しか、今まで存在していませんでした。
30年の月日を経て、やっと都合の悪い「病める時も」が加わった様です。
こんなに学習に時間が掛かるとは想定外でしたけどね。
長年、強力接着剤でくっ付いていた、夫の尻と椅子が、私の怒号で剥離したのです。
まるで、本当は優しい王子様なのに、悪い魔女に意地悪な呪いを掛けられていたのかの様に…。
意地悪な魔女の呪いとは、家事、育児、介護は女の仕事と決め付けた、旧態依然のままの意識ですね。
石器時代から進化していなかった夫の石頭を、一石を投じ、石でかち割ったのかも知れません。
怒号は考える石である。by パスカル。(少し違う)
これからは「病める時も」が多くなる二人です。
もっと家事能力をアップさせて貰わねばなりません。
なので、もう少しだけ、要介護BBAを演じたいと思います。
あれ?
今度は私が悪い魔女になりそう…。
そんな狂騒婆の日でした。
(^_−)−☆
つまり、国にとっては財源。
人にとっては娯楽。
そして…、
馬にとっては虐待です。