ハミブロをご覧の皆さんこんにちは
今日も山武郡は良い天気で~~す
昨日の続き・・・
拘りのオイル編・・・ですが今日は『粘度指数向上剤』って
これについてお話しちゃいましょ~
『粘度指数湖上剤』の働きって何だ・・・
粘度指数向上剤は、オイルの中で「糸まり」のような状態で存在し、低温時には小さく丸まって
いる。そして、温度が上がっていくと、糸のような高分子鎖が長く伸びて広がっていき、オイルの
粘度を上昇させる効果がある(温度が下がると、また小さく丸まった状態に戻り、粘度上昇作
用は小さくなる。)
これはどういう事かと言うと、例えば低温時に柔かいベースオイルを用意したとしよう。そのまま
だと高温になった場合、さらに柔かくなってしまうのだが、これに粘度指数向上剤を配合すると、
高温になった時ベースオイル自体の粘度が下がっても、粘度指数向上剤の粘度上昇作用が
働くためにオイルとしては粘度が下がり過ぎず、低温時に柔かく、高温時にも粘度を保つ、温度
に対する粘度変化の少ない(粘度指数が高い)オイルとなるんですね~
※オイルをジ~ッと見つめても、「糸まり」のような物は見えませんよ あくまで分子レベルでの
話です・・( ̄▽+ ̄*)
ここで注意していただきたいのは 「粘度指数」は「温度による粘度特性を示す指数」であって、
必ずしも「粘度指数の高いオイル=良いオイル」という図式が成り立たないという事である
もちろん、粘度指数は低いより高い方が良いのだが、それを高くするには粘度指数向上剤を使
えば簡単に上げる事ができてしまうので、単純に見かけ上の指数を高くしたオイルを作る事も
できてしまうのである。
そして、これだけ便利な粘度指数向上剤だが、実は弱点もある その弱点は、通常の使用では
それほど気にならないかもしれないのだが、特にエンジンを高回転まで回し、オイルが高温・高
負荷という環境に晒されるスポーツ走行というシチュエーションでは、けして見逃す事のできない
ポイントなのである
その内容については、明日ご説明しちゃいましょ~
気が向いたら今日書こうかな