私の前世の物語⑥part2 | 凛々花のブログ

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私の前世の物語⑤part1の続きです


そんな幸せなある日、彼に結婚話が持ち上がります。
相手は王室の関係者で、この結婚は彼にとって出世につながる申し分のない話でした。
あなたは噂でこの話を聞き、たいそう悲しみますが、彼の出世のために身を引こうと決めました。
それからあなたは彼を避けるように過ごしました。
お城で出会っても顔を合わせず、下を向き逃げるような態度を取り続けました。
彼はあなたと話そうと必死でしたが、まったく取り合わないあなたの態度に嫌われてしまった、気持ちが自分にないと勘違いし、悲しみに打ちひしがれます。

あなたを諦めようとするも、時折見かけるあなたが自分があげた髪飾りを付けているのを目にし、どうしても諦めきれませんでした。
毎日毎日あなたのことを考え、苦しむ日々でした。
あなたも彼を忘れようと努力しますが、あなたの心の中から彼が消えることはありませんでした。
彼からもらった髪飾りをはずすことができず、だめだと思いながらも毎日髪飾りを付けていました。
お城であなたの18歳の誕生日パーティーが行われていたある日、突然彼が現れました。
「あなたを愛しています。あなたを失いたくない。僕と結婚してください。」とひざまずき、指輪を差し出しました。
あなたは震えながら、「王室との結婚はどうなさったのですか?」と聞くと、「それは断った。僕には君以外考えられない。君も本当はそうなんだろう?その証拠に僕があげた髪飾りをずっと付けていてくれたんだよね。」
あなたは涙を浮かべ、うなずきます。
「僕はもう騎士ではない。それでもいいかい?」と言われ、あなたは彼に抱きつき、彼を愛していることを告白し、永遠を誓います。

2人はお城を出て、田舎町で土地を手に入れ静かに暮らしました。
子宝にも恵まれ、幸せな生涯を送っています。