本さえ読めれば、日本中どこでも生活できるさ -25ページ目

ジパング

沈黙の艦隊の作者がおくる、歴史ファンタジー。

海上自衛隊の最新鋭護衛艦「みらい」が突如、原因不明の暴風雨に巻き込まれ、太平洋戦争のまっただ中へとタイムスリップ。
敵、味方、命、専守防衛。「みらい」と乗務員の運命は?


とんでもない話ではある。
当初、物語は結構忠実にあの時代をなぞっていく、しかし、「みらい」の存在が徐々に、存在しなかった歴史へと日本を誘っていく。


第二次大戦当時の大日本帝国の有様を描くこの作品は、戦争を知らずに育っている自分達に、戦争とはなんであるかを教えてくれている。

すごいよね、この人ってば。
ちなみに、沈黙の艦隊はまだ読んでないのよねぇ。

kaze

時は幕末、舞台は京都新撰組。
そこに仇討ちのため性別を偽り入隊した、神谷清三郎こと、富永セイ。
新撰組の厳しい隊規や維新志士、または、野獣と同じような隊士達にかこまれたセイの活躍を描くこの漫画。

もし、本当に心の底から新撰組が好きなら、読まない方がいいのでは?
って思う。
俺の場合、そうでもなかったから、へー、そうなんだ。ぐらいですんでいるけど、
幻想に近いほど新撰組に理想を見いだしているのなら、やめた方がいいだろう。

最大にして最後、最強の剣客集団「新撰組」。
しかし、物語の登場人物として出てくる以上、例え歴史上に実在したのであっても、それは、フィクションだ。
それが、わかっているのなら、いいんだろうね。
どれだけ、史実に基づいて書いていても、書かれた以上はフィクションになってしまう。

フィクションをフィクションとして楽しめる人なら、この漫画はおもしろい。

はじめちゃんが一番の頃から読んでいるけど、この作家さんはなかなか笑いのセンスがいい。

おすすめっす。


十角館

これを読んだのはもう、10年は前になるかと思う。

兄からすすめられ読んだのだけど、かなりぶっとんだ。

ミステリーなんて、赤川次郎くらいしか読んだ事がなかったから、その演出の仕方に度肝抜かれた。

自分がまんまとだまされた事に気づくのすらトリックがあかされてからしばらくたった後だった。

それぐらい見事にだまされてしまった。

ミステリー読み慣れてくると、だいたいトリックについては予想できるようになってくる。
可能性として、2,3パターン考えてしまって、だいたいその中に正解が入っている事が多い。

十角館読んだ時はまだ読み慣れていなかったせいもあるだろうけど。
ほんとうに気持ちいいくらいころっとひっかかってしまった。


同じくらいひっかかったのが、森博嗣「今はもうない」
ずるいと思ったくらい作者の思惑通りにひっかかってしまった。


この感覚を味わいたくて推理小説なんてものを読んでいるのだれど。
本当にひっかかってしまうと、悔しくてたまらない。

人間、そんなもんでしょ。

g@me

「g@me」という題名で映画化もされたこの作品。

誘拐事件を犯人側からの視点でのみ描く、という大胆な手法は驚きを禁じ得ない。

全体的にテンポがよく、あっと言う間に読める。

途中で少し全体像が見えてくるが、本当に真相に気が付いたのは、ほぼ終わりに近かった。

それでも、想定の範囲を越えることはなかったので、ある意味では気持ちよかったと言えるが、できたら、もう少し裏切って欲しかった。


俺にしては珍しく、映画がみたくなった。

探偵映画


この人の本、一番最初に読んだのは8の殺人なんだけど、なんか芸がないので、こっちから紹介。


探偵映画の撮影中、解決編の撮影の前に監督が謎の失踪。

映画を完成させるため、スタッフと役者が解決編を推理する。


って感じの話。

話の中身よりも、作中で主人公がしてくれるミステリの解説の方がおもしろかった。


もし、最近ミステリを好きになった人ならこれを読めば、なかなかためになるかもね。