歴代レースボートのご紹介 Part2 | GREAT & TOKAI Marine☆グレートマリン 東海マリン

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アローフレッチャー25フィート 

エンジンはキーケーファーエアロマリン468搭載



1978年(昭和53年)開催

第10回熱海オーシャンカップレースAコース優勝艇です。


熱海市沖初島を回る1週20キロのコースを

10周(200キロ!)を走破するレースです。

優勝タイムは1時間43分16秒。

スピード時速85マイル(136キロ)でうねる海を

1時間43分走り続けるって・・・アドレナリンでまくりでしょうね


このアローフレッチャーというレース艇は

イギリスからの輸入艇です。




エンジンは当時の名門キーケーファーエアロマリンというメーカーで当時まだアメリカから日本に入ってきたばかりのエンジンでした。

当時の価格はエンジン・ドライブセットで1000万円はくだらない高額なエンジンでした。


36年前の1000万円ってどんな値段!(笑)


上方向につきでているのはエアーホーンといって吸気のパイプです。

今のマリンエンジンはほとんどがEFIにスーパーチャージャーが全盛となっていますが、古くはメカニカルフューエルインジェクションといって、ハイプレシャーフューエルポンプで燃料圧力を上げてフューエルインジェクションに送り、各エアーホーンから燃料を噴き出して、空気と混合してシリンダーに送り込むっというシステムでした。

自動車でもマリンエンジンでもVベルトで、いろんなものをまわしてた頃に、エアロマリンは頭つかいまして、ウォーターポンプもオルタネーターもすべてギアで直接回転させるノンベルト方式を採用しました。

そのためにベルトによるトラブルが一切なくなりました。

しかしながら、ギアの音が大きいというデメリットはあったようです。


あとから聞いた話ですが、このエアロフレッチャー

ホテルオーナーさん、よほどのレースマニアかボートマニアかわかりませんが、デッキがラブホのベッドに型取られてたよ!って話もありました (笑



こうして、すべては進化し、歴史は造られていくんですね。


会長若っ! (1970年)