最高の音楽家 | Dr.Hellの名盤探訪

最高の音楽家



久方ぶりの更新です

そんなこんなで、最近、聴いている音源



引退直前のクライスラーによる、ベルテレフォンアワーでの演奏



クライスラー名演集(CD10)




作曲家としては超の字も付くほどに有名なクライスラーさんですが、生前は名ヴァイオリニストとしても名を馳せていました。

実は大正の時分に来日していたりします。

まぁハイフェッツの演奏を聴いた時、仲間に「私も君も、これ(手にしているヴァイオリン)を叩き割ってしまった方がよさそうだ」と奥ゆかしいユーモアを含んだ自虐をしているエピソードは割と有名です。

他にも彼のエピソードには、『ウィーンフィルの入団試験を受けた際、「音楽的に粗野」「初見演奏が不得手」といった理由で落ちてしまい。この頃から、レパートリー拡大のために作曲を始めた。』というエピソードもあるんです。


ここでよく考えてみると凄まじい反骨精神ですよね。
しかも、探してみるといろいろ出てくる人格者エピソード。

実は、自分の一番好きなヴァイオリニストだったりします。