【★】第十一章 降伏【★】


オメテオス「・・・」


黒騎士 ゴデイ「騎士?ふむ、もっともな
        ことを言う!」


オメテオスは眼を光らせゴデイを睨み


ゴデイの動きをみている・・・


城から、使者が走ってきた!


使者「降伏~降伏いたします~」


黒騎士 ゴデイは振り向きざま、その使者を
貫いた!!!


貫いた使者を高く上げ


ゴデイはオメテオスを指差し


ゴデイ「邪魔が入ったが俺の勝ちだ!
     降伏する者は許す!逆らう者は

     皆殺しだ!!」


そういうと、ゴデイはオメテオスに襲い掛かる!


ガシッ!組み付いた


ゴデイ「貴様~どこのなにものだあ!!」


オメテオスは大声で


「早く!早くテスクを逃がしてくれ!」


ウィツィロ「解った!」


ウィツィロらは、テスクを抱えて逃げていく


ゴデイ「ほおー、アイツを助けるためだけ

     にきたようだな」


オメテオスの渾身の一撃!!


ドゴンッ!!


ゴデイ「むお~~~~」


ゴデイは吹き飛んだ!黒い鎧に大穴が空き
直撃した!


ゴデ「グフ、なんと・・・この鎧に穴を空ける
   とは!?なんという力だ」


オメテオスはすかさず剣を抜きゴデイに斬りかかる


ゴデイは剣を受け止め殴る!!


オメテオスはそれを受け流し、殴る


凄まじいまでの殴り合い!蹴り合い!

まるで人間を超えた、化け物同士の喧嘩だ。


オメテオスの強烈な一撃が当たり

ゴデイがひざまついた!

すかさず

オメテオスは両手に剣を持ち激しいまでの剣撃
ゴデイは身を固め耐えている!

ゴデイの赤黒い血がほとばしる!


ゴデイ「・・・むう、つ、強い、、、動けぬ」


黒い霧がゴデイを包む!


オメテオス「むむ??」


黒い鳥がゴデイの真上に飛んできた。


ルードフ(ゴデイ様 奴は魔族の猛者です)
     (あなたは、まだ奴には勝てない理由が
     あります、ここはいったん引いて次回
     に預けてください)


ゴデイ (勝てないとはなんだ?まだやれるぞ)


ルードフ(その体は、まだ人間の部分が多いので
      す。魔族の力には耐え切れません)


ゴデイ(・・・むう・・・ワカッタ)


ゴデイ「オメテオス・・・戦いはお預けだ・・・」


そう言うと

ゴデイと兵士達は、黒い霧の中に消えた。


ルードフ(オメテオス・・・邪魔ばかりしおって)


オメテオス「だまれ!ルードフ!
       この前の決着、今日つけてやる!」


ルードフ(そんな時ではないわ!)
     (オメテオス、貴様は許さんからな!)
     (覚悟してマッテオレ)


ルードフは消えた・・・


オメテオス(消えたか・・・)


戦いは終わった、オメテオスはテスクを救えた・・・
オメテオスは、ウィツィロらの後を追いかけていく


一騎打ちの後は、地面の血化粧のように、二人の

血で染まっていた・・・


つづく