グレートソウルズ|アメーバ小説

目次

【★】第一章 転生の書【★】

【★】第ニ章 不吉な子【★】

【★】第三章 王国騎士団【★】

【★】第四章 黒騎士 ゴデイ【★】

【★】第五章 ミーナの胸騒ぎ【★】

【★】第六章 暗黒魔道士 ルードフ【★】

【★】第七章 魔界【★】

【★】第八章 ミーナの願い【★】

【★】第九章 王命【★】


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【★】第十章 一騎打ち【★】


オメテオスは遊撃隊にうまく潜り込んでいた。


オメテウス(ゴデイと一騎打ちか・・・)


ウィツィロ「君が最近入った、オメテオスだな」

オメテウス「はい」


ウィツィロ「見るからに強そうだな~」


オメテウス「いえ、そんなには」


ウィツィロ「いい戦力だな、期待してるぞ!」


オメテウスはコクリと頷く


ウィツィロ「よし!皆聞いてくれ!」

「明日、我らの隊長 テスク殿が国を代表して
 黒騎士 ゴデイと戦うのは知っているだろう!」

「我らはすぐ側で、テスク殿の活躍を見守る!!」

「我らが隊長を皆応援してくれ!!」


オオオオオオオオオオオオオオオ~!


テスクは剣を磨ぎ、装備を整えながら微笑んで
いる。皆の声援で不安は少しづつなくなっていく。

静かに夜は更け、そして・・・一騎打ち当日を迎
えた・・・


開けた平地の真ん中に、テスクは立っている。
遊撃隊はその後ろで見守っている。
王や騎士団長らは出て来ず、城から見ている。

黒騎士 ゴデイは、100名を従え、ゆるりとこ
ちらに向かってくる黒い豹のような鎧が異様さを
際立たせている。


騎士「デ、デカイ・・・」
兵士「・・・ゴクリ・・・」

「あんなのと戦うのかよ・・・」


遊撃隊の皆に同様が走る・・・


黒騎士 ゴデイは見るからに異様さで

黒騎士 ゴデイは、テスクの前に立った。


黒騎士 ゴデイ「お前が、遊撃隊 隊長テスクだな」
       
テスク    「そうだ」


黒騎士 ゴデイ「ふむ、これで皆殺しはなしだな」


テスク    「・・・」


黒騎士 ゴデイ「ではお手並み拝見といこう!!」
        「どこまでもつか楽しみだ」


二人は、身構え戦闘は始まった。


テスクは、黒騎士 ゴデイに2、3撃繰り出す。

ガキン ガキイーン ガキ!


黒騎士 ゴデイ「おおおー!なかなかいい剣筋をしてるな」


テスクは、更に追撃をしていく


ギギ、ギン、ガキイーン


黒騎士 ゴデイ「ふむ、流石に国で3番
        の数えられるだけはある」


黒騎士 ゴデイは槍で突きを繰り出す。


ピシュピシュシュビュフッ!


テスク「ぬお!」


テスクはかろうじて避ける・・・


テスク(速い突きだ!)


テスクは、剣で十字逆斬りを繰り出す。


ギンゴキーン!


黒騎士 ゴデイに直撃!!


・・・しかし、黒い鎧に阻まれている
黒い鎧には傷一つつかない。


テスク「・・・」


黒騎士 ゴデイ「フフフ、血が騒ぐワイ


黒騎士 ゴデイは、槍を深く強く持ち
連打する!


バババババババキーーン!


テスクの盾と兜がハジケ飛ぶ!!


テスク「むああああ」


黒騎士 ゴデイ「ほう、これもしのいだな」
        「しかし、コレは防げまい!!」


続けてゴデイの速い突き!!


ボスッ!!!


テスク「グウウ!・・・・見えん・・・」


速い突きは、テスクの右足を深く貫く!


黒騎士 ゴデイ「いい感触だ!」


槍を引き抜き


槍についた、テスクの血をズルリと舐める


テスク「くっ!」


テスクは、身構え何かを狙っている・・・


黒騎士 ゴデイ「良い眼をしている・・・」


テスク「まだだ!まだまだあああああ!」


テスクは剣を何度も何度も叩きつけた。


が・・・


効かない・・・


黒騎士 ゴデイ「ふふふふ」


ゴデイは、速い突きでテスクの肩を貫く!!


ドスッ!


テスクは貫かれた槍を握り締め、貫かれたまま
ゴデイを縦に斬りつける!!


オオオリャアアーーー!!!


返す剣で横斬り、首をハネにいった・・・


ギキーーーーン!


ゴデイは兜でその剣を止めた


剣は折れて飛び散る


そして


強烈な一撃で、テスクを吹き飛ばす!!


ゴキッ鈍い音が・・・


黒騎士 ゴデイ「ヤールーナアー!!!」


テスクは吹き飛んだ、どうやら腕は折れたようだ


肩と脚から血が噴出す。


テスク「クッ失敗か・・・」
    「なんて力だ・・・」


ゴデイは、右目から縦に深い傷をおった、


そこから赤黒い血

流れ落ちる


その血を舐めるゴデイ


黒騎士 ゴデイ「狙っておったかあ」

          「俺の顔に傷つけるとはあ!」


黒騎士 ゴデイ「ウレシイ、ウレシイゾオオ!」


テスクはかろうじて立つ・・・が血が出すぎて


フラフラだ


黒騎士 ゴデイ「俺の顔に傷をつけるとはあああ」
          「礼を持って奥義で尽くそう!」


ゴデイは深く息を吸い込む


スウウウウウウウウ


「奥義!黒豹牙~~~」


テスクは死を覚悟した。


黒い牙のような影が

襲い掛かってくる!

その瞬間・・・

誰かが飛び込んだ!


ガキイイン!


テスク・・・(ダレ、ダ・・・)


オメテオス「もう勝負はついている!」


黒騎士 ゴデイはオメテオスを睨み付けて
いる。


黒騎士 ゴデイ「なああんだああ!きさまああ」
          

「邪魔をしおってえええ!」


オメテオスは身構えている


すると、城から降伏の旗が上がった。


黒騎士 ゴデイ「ちっ!」


ウィツィロ「なに!?降伏!?降伏だと!?」


テスク「ナ、ニ・・」「コウフク・・・」


テスクは、オメテオスの腕に倒れこんだ


オメテオスは、テスクを抱きかかえる


ウィツィロ「隊長~隊長~」


オメテオスは、ゴデイを警戒しテスクを守っている


オメテオス「副隊長!隊長の血をとめてくれ!」


ウィツィロ「わかったあ~!」


ウィツィロらは、テスクを抱きかかえ血を止める
が止まらない・・・


黒騎士 ゴデイ「あの一撃を盾だけで止めるとは
          貴様!人間ではないな!!」


オメテオス「お前も人間ではないはずだ、弱いものを
       なぶってそれでも騎士か??」


黒騎士 ゴデイ「ヌウウ!」


つづく



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