グレートソウルズ|アメーバ小説

目次

【★】第一章 転生の書【★】

【★】第ニ章 不吉な子【★】

【★】第三章 王国騎士団【★】

【★】第四章 黒騎士 ゴデイ【★】

【★】第五章 ミーナの胸騒ぎ【★】

【★】第六章 暗黒魔道士 ルードフ【★】

【★】第七章 魔界【★】


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【★】第八章 ミーナの願い【★】


ヴィトル「母さん、母さん!」


ミーナ 「ん~・・・なーに、ヴィトル」


ヴィトル「もう朝だよ!お腹すいちゃった」
     「早く起きてよ~~」


ミーナ 「あら、そんな時間なのね、ごめんなさい」
     「すぐ支度するから待っててね」


ミーナは、ご飯を作り始めた。


オメテオス(ミーナ様)


ミーナ  (オメテオス・・・何か解った?)


オメテオス(とんでもない事が解りましたよ)


ヴィトル「母さん~ご飯まだあ~~」


ミーナ 「はい!はい、すぐできるからねえ」


オメテオス(あれが息子さんですか・・・)
       (後にします?)


ミーナ  (そうね、この前の場所に2時間後に来て)


オメテオス(2時間後ですね・・・)


オメテオス<あの子・・・ヴィクル・・

        強烈な力を感じる・・・気のせいか・・・>


ミーナは、ヴィクルと食事をすませ。山菜取りに行くといって山奥に向かった。


デク   「お久しぶりですね、ミーナ様」


ミーナ  「デク!デクね!懐かしいわ!」

      「元気にしてた?」


デク   「はい、元気にしてました。事情をオメテオスに聞いて」

      「ミーナ様に会いたくて来ました」


オメテオス「えっと話せば長くなるんで、まずは報告から
        しますね、デク再会の喜びはあとだ」
      

デク   「あいよ」


オメテオスは、デオン国での事を話した。暗黒教の話
禁呪を操るルードフの話、そして自分が危なかったこ
と、テンペの事、デクのことなどをミーナに話した。


オメテオス「という事です・・・」


ミーナ  「ルードフが生きてる!?」


      「禁呪とは?もしや合成の事?」


オメテオス「ん~、禁呪の事はあまり知らないんで
       これを見ていただければ・・・」


オメテオスは自分の黒い傷口を見せた。


ミーナ  「この傷は黒炎・・・」
      「これは、暗黒の術と炎を合成してるわね」


デク   「そういやさ、ルードフは合成が得意だった
      って昔聞いたことがありますよ」


オメテオス「という事は、異空と結界の合成
       黒炎獣は、黒炎と獣(豹)との合成ですね」


ミーナ  「そんな高度な技は、大変な魔力と古代の智恵
       がいる筈よ・・・」
      「!?!?という事は!?」
      「黒騎士 ゴデイは暗黒と人間の合成??」


オメテオス「繋げていくとそうなりますね・・・」


デク   「・・・ふむう・・・」
      「でも同じ術者として思うけど、合成するに
      しても大変な労力と材料がいるはずだぜ・・・」
      「それに人間は合成の途中で耐え切れず死ぬ

      はずだがなあ」


ミーナ  「うん・・・そうね・・・」


ミーナは考え込んでいる・・・


ミーナ  「ゴデイは人間ではなく、暗黒騎士ね・・・」


オメテオス「・・・人間ではないですね・・・」
       「テスク様がもし戦ったら、ヤバイというか、死
       にますね・・・」


ミーナ  「・・・」


オメテオス「俺がテスク様を守るのに遊撃隊に、参加するのもおかしいしなあ」


ミーナ  「あ!その手があったわね!」


オメテオス「え~~~~~~!?」


ミーナ  「オメテオス!?」
      「遊撃隊に参加して!!」


オメテオス「・・・」


デク   「でも、魔元帥には報告がいきますから、
      まずいですよ!」
      「魔界は原則、人間の世界のことには関知
      しないのが掟ですからね・・・」


ミーナ  「・・・そうね・・・」
      「貴方達にも迷惑がかかるわね・・・」


オメテオス(ミーナ様は、命を削ってまで俺を呼んだ
       しな~、これは俺が行かなきゃ自分がいく
       とかいうだろうなあ・・・)


オメテオス「しゃーない!すでに魔元帥には、テンペ婆
       が報告してるし・・・乗り掛かった船です
       俺がいきましょう!」


ミーナ  「オメテオス・・・」ミーナの眼から涙が溢れる・・
      「アリガトウ」


デク   「いい奴だな、オメテオス・・・」


オメテオス「デク、テンペ婆にこの事を伝えくれ
       そして、魔元帥にも・・・」


デク   「解った、伝えよう・・・」


ミーナ  「デク、頼むわね」


デク   「ハイ」


ミーナ  「オメテオス、これをあげるわ」


オメテオス「コレは!?王家のペンダント!?」
       「こんな大事なもの・・いいんですか??」


ミーナ  「つけてるだけで、力は増加するし」
      「この中の呪文を読めば3倍化変身ができる
      はずよ、もしも、危うくなったら使って」

      「3度までしか使えないから、覚えておいてね」


オメテオス「すげえ!これはスゲエ物を・・・」
       「ありがとうございます」


ミーナ  「テスクを頼むわね、オメテオス」


オメテオス「解りました。任せておいてください」


こうして、オメテオスは、テスクの遊撃隊に参加する
ことになった。デクはミーナに別れを告げて報告にいく

ミーナは、家に戻りヴィクルと話をしている。


暗黒鳥 アイニー
<ナルホド、アイツガウラニイタノカ、
        ルードフサマニホウコクダ>

バサササササ ピエエピエピエエエエエ
     

つづく


【★】第九章 王命【★】

【★】第十章 一騎打ち【★】


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