グレートソウルズ|アメ-バ小説

目次

【★】第一章 転生の書【★】

【★】第ニ章 不吉な子【★】

【★】第三章 王国騎士団【★】

【★】第四章 黒騎士 ゴデイ【★】

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【★】第五章 ミーナの胸騒ぎ【★】


その頃、ミーナはテスクから手紙をもらっていた。
テスクが遊撃隊隊長として任命された事、そして、黒騎士 
ゴデイのことである遊撃隊隊長の任命は嬉しかったが、ゴ
デイという名を聞いてから何かひっかかるものがあり、胸
騒ぎがしてならなかった。


ミーナ「詳しい者に聞いてみるか・・・」


ミーナは、ヴィクルが寝静まった頃合をみて、山の奥に
入っていく、そして、少し開けた場所で、特殊な魔方陣
を書き始める。


ミーナ「これをやるのも久しぶりね」


ミーナ「魔王の血族にて上級魔道士ミーナが魔召喚を行う・・
    呼ばれし者は従いて、この場に現れいでよ!!」

    
ミーナはそう叫び、同時に魔方陣の中に自分の血を一滴落とす


ポタリ


「オメテオス!」


闇から野太い声が聞こえる


オメテオス「ミーナさま~~~・・・」


ミーナ  「オメテオス!久しいわね・・」


オメテオス「最近は魔召喚なんて使わないのに・・・」
       「急に、どうしたんです??」


ミーナ  「オメテオス・・・突然呼び出してすまないお願い
      が・・・お願いがあるの!」


オメテオス「お願い??・・・幸せなミーナ様が何故?私なん
       かに願うことがあるんです・・・それに・・・
       魔族を捨てて人間と交わったんでしょ・・・」
     
      「いくら血族といってもこれは問題になりますよ」


ミーナ  「・・・問題になったら私が責を追うわ心配しないで
       ・・・聞いて・・オメテオス!」
      「テスク・・・私の夫が危ないかもしれないの!」
      「胸騒ぎがしてどうしようもないの・・・」


オメテオス「・・・と言われてもなあ・・・」


ミーナ  「オメテオス!!!聞くの!?聞かないの??」
      
ミーナの目がギラリと赤く光る!


オメテオス(ひっ、か、変ってないなこの気性は・・・)
       「いえ、聞き、聞きますよ~・・・」
       (怖いなあもう)


ミーナ  「ソレデイイ!!」


ミーナの顔は穏やかになった。


ミーナは、胸騒ぎの原因、黒騎士 ゴデイの話をした。


ミーナ  「黒騎士 ゴデイって名前聞いたことない??」


オメテオス「黒騎士 ゴデイ??さあ??」
       「どんな奴なんです?」


ミーナ  「別名は黒豹 ゴデイというんだけど・・・」
      「噂だけしかなくて、でもこの胸騒ぎとわたし
      の血族としての勘が、キケンと言っているわ」


オメテオス「ん~聞いたことはありませんねえ・・・」
       「・・・まてよ、最近、暗黒界の奴らが人間に
       なにかの実験をしたとかなんとか」
       「そいつの名は~・・・なんだったかな?」

       「そいつのことかな~・・・」


ミーナ  「人間に実験!?実験ってなに?」


オメテオス「詳しくは知らないんですけど・・・」
       「やたら、人間に干渉していて」
       「暗黒魔法を使って人間を強化してるとかなんとか」


ミーナ  「人間の強化??そんなことができるの?
      暗黒魔法を使ったら、人間は死ぬはずだけど・・・」


オメテオス「そうなんですよ、魔元帥達も密かに調査して
       いるみたいですが・・・俺らには内密になってまして」
       「詳しくは知らないんですよ・・・」


ミーナ  「魔元帥が動いてる・・・」
      (事は複雑そうね)

ミーナ  「オメテオス!明日、ゴデイを調査してくれない?」


オメテオス「ふむ、ミーナ様の頼みだと聞かない訳にはいかないですね」
       「解りました。では明日・・・調べにいきますよ」

       

ミーナ  「オメテオス!頼んだわよ!」


オメテオス「ハイ!タノマレマシタ」


オメテオスは闇に消えた。


ミーナは、魔方陣を消し、家へ戻って少し眠った・・・


つづく


【★】第六章 暗黒魔道士 ルードフ【★】

【★】第七章 魔界【★】

【★】第八章 ミーナの願い【★】

【★】第九章 王命【★】

【★】第十章 一騎打ち【★】


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