今日はオレの大学がホームカミングデイということでたくさんのOB・OGの方が来られた。
ほとんどの方が定年間際、もしくは定年後の人たち。
多摩にキャンパスが移って(1970年代)から初めて来た方やもう足腰が弱ってきて杖を突きながら歩かれるかたなど、普段キャンパス内ではほとんど見られない年齢層の方々が大勢来られていて、いつもとは違う光景が多摩に広がっていた。
12時、オレが所属する英語研究会の同窓会が始まる。
最近はお年を召した方と話していないせいか、とても緊張した。自分がいかに狭いコミュニティと人としか係わっていないかを実感した。小学校のときに近くの老人ホームをクラスで訪れた際の記憶が脳裏をよぎった。そういえば、ほとんど見も知らない高齢の方とお話しするのはあの時以来だったのかもしれない。
オレのテーブルの向かいに座った方はこじゃれた水色のジャケットにオレンジのスカーフを巻いたお洒落なオジサマ系な方だった。草食系男子という人種が彼の時代には存在しなかったことを熱弁してくれた。
どんな女でもぜってぇ落としてやるくらいの勢いでなんでいかねぇのかな~、近頃の若いもんは。
オレの時代にはありえないよ。信じられない。もっと熱くたぎれよなぁ。なんで家に1日泊めてあげているのになんもねぇんだよ(お孫さんの体験談のようである)。なんかあるだろ、普通はよぉ。
彼が話すことは、普段オレが話すような人からは絶対に聞くことができないお年寄り視点からの内容であった。ベテランが話すことは、そこらへんの学生の声の数十倍重みがあった。
彼の話を全て肯定するわけではないが、確かに的を射ていた。
たぶんオレはこれから年を重ねるごとにヒトの話に耳を傾けなくなっていくだろう。自分の経験を信じ、それを下に今以上に行動するようなるだろう。
でも頑固になりきる前にもっと人生のベテランの方の意見を聞いてからでないと、正しい判断ができないだろうな、となんとなく思った10月28日だった。