【読書感想】有田哲平のプロレス哲学 | グレート・キタのKITA摩天楼

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ケータイ大喜利レジェンド78号、グレート・キタのブログ。ケータイ大喜利の投稿作品やプロレスについて書いています。

また1ヶ月以上放置してしまいました。
どうにも書くことが癖にならないなと思いつつ
新しい試みを始めようと思います。


恥ずかしい話、ここ何年も本を読むことが

ほぼなかったのですが、
夏ごろから電車通勤が復活したことをきっかけに
電車で本を読むことにしました。

なので、本の感想を書いてみようという訳です。
書評なんて偉そうなものではなく、
あくまでも読書感想文という軽い感じでやっていきます。

第一回はこの本です。
純度100%!有田哲平のプロレス哲学

 


筆者は言わずと知れた、くりぃむしちゅーの有田さんですね。
前から気になっていた本でした。

まずは本の概要について。

プロレスの色々なテーマ、例えば

「チャンピオン」とか「道場」などについて
有田さんの考え方が書かれているコラム集のような内容です。

感想として最初に思ったのは、

私が今まで何となく思っていたことを文章として

可視化してくれており、
有田さんの芸人さんとしてのスキル、表現力は

流石だなと思いました。
 

驚くような目新しい内容は無いかもしれませんが
読みながら自分でも同じテーマについて

考えることになります。
その点で面白かったし、読んで良かったなと思いました。

この本を一番お勧めする層としては、
プロレスファンになって2~3年くらいでしょうか。
初心者を抜けて色々と思う所が出てきたり、
周囲の反応なんかも少し気になってくる頃に
「プロレスを考えるための教科書」とするのが

一番良さそうです。

あるいは

「昔はプロレスを見ていた。最近また気になってる」
くらいの人にも良さそうです。
昔の話も結構出て来るので、共感できる部分がありつつ
「やっぱりプロレス面白そうだな。また見てみようかな」と思うのではないかと。

逆に当たり前ですが、プロレスに興味ない人には

お勧めしません。
見始めたばかりの初心者にもちょっと早いかなと

いう気がします。
(最初の頃はあれこれ詰め込むより、目の前の試合を楽しめば良いと思うので)

あと既に確固たる推し団体、推し選手がいて
とにかくそこだけ見ていれば満足、という人は

プロレスについて考えること自体が不要な気がします。


折りしも、最近ちょっとプロレスを揶揄した方がいて
SNSで騒ぎになりましたが。
ああいうのを受けて、自分のプロレス観について

考えたい時に読んでみると良いかもしれません。

そう言う意味で、これは強引な解釈ですが
いわゆるミスター高橋本「流血の魔術 最強の演技」

の令和版なのかも?

とも思いました。

 

 


暴露本として余りにも有名な本ですが、

あれは別に暴露本を出したかった訳ではなく、
プロレスの凄さ、奥深さを伝えたかったそうです。
アプローチは大分アレでしたし、結果的には

全然そう捉えられませんでしたが。

有田さんは今風に丁寧なアプローチで
同じテーマにチャレンジしたのかもしれないなと。

特にそう感じたのは「毒霧」という章。
「毒霧って何ですか?」と問われた際に
どう答えるか、有田さんの考え方が書かれています。
 

ここは非常に大事なことが書いてありますし、

プロレスファンなら一度は考えてみるべきテーマだと感じました。

 

 

第一回の感想文はこんな感じで。

それにしても、つくづく感じるのは有田さんの凄さ。


amazonプライムの「有田と週刊プロレスと」に始まり
今はyoutubeチャンネル「オマエ有田だろ!!」まで
7~8年がっつり映像媒体でプロレスを語りながら
更に本まで出してしまうのだから
知識・熱量・スキルとも底なしですね。

 

なお、今後このシリーズが続くかどうかは

私のブログにかける熱量次第です(笑)