グワシ! | グリーム(gream)

グワシ!

 部屋がチョコクリスピーの粉だらけ。寝てる間になにがあったのか?落ち着くために映画を観よう…豪華2本立て!

一本目は
漂流教室 
86年製作
dir:大林宣彦 出演:林泰文 南果歩 三田佳子etc

ヨウカイさんオススメの実写鬼太郎や実写ゴルゴを見つけられなかったので代打。

 原作はいわずもがなの大傑作。おもしろ中年やガキライオットや必然性もなく出てくる西洋人女性等、見所だらけです。未読の方はゼヒ。極限状態の人間が発するパワーの凄まじさに気絶寸前までイケるとおもいます。

 監督が監督だけに実写は有名なのかな?何しろ公開当時は4才児なもので詳しいことが分りません。 このころの記憶で、ブリーフ一丁で砂場に立って夕日を眺めてる記憶があるんだけど、この記憶ホンモノ?お兄ちゃん?

 この映画では舞台がアメリカンスクールです。今現在は親しみやすい役の多い林泰文さんが、憎たらしいガキとしか言えない表情で英語を喋る。(俺へのあてつけか?)あと母である三田佳子さんの乳房を鷲掴む。(俺に見せ付けているのか?)

 そんななじみ切れない舞台のなかで、俺が気持ちを分かちあえるのは関谷しかいない!関谷は、スクールに給食配達に来る際いつも愛犬をつれていて、喋れる英語は「あいきゃんのっとすぴーくいんぐりっしゅ」の一文のみ。堂に入ったいじけっぷりがかっこよくみえてしまう。 

タイムスリップ後、愛犬の白骨化した亡骸を見つけてしまった関谷は孤独に耐え切れず色んな凶行に走る。やっちゃいけないことだって判ってるんだけど同情せずにいられない。どうして先生方は誰も優しくしてやらないんだよ!案の定バチが当たって物語からフェードアウトしてしまったあとは、からかう気力もなく…。あ!三田佳子さん演ずる母の色気と狂気は見応えあるよ!なんつーかリアル。



 さー後半戦まいりましょー
2本目はコレ!

漂流教室(原題:DRIFTING SCHOOL)
95年製作
dir:J・J・ミウラ

マボロシのハリウッド版。これは探すの大変かも。なにしろ原作者のウメズ先生も見たことが無いらしい。というかあんまり興味がないらしい。ツタヤにありました。えらいぞ!

 こっちは舞台が100%アメリカ。バスケの試合が行われていたある高校が突如タイムスリップする。設定がだいぶスッキリして見やすかったです。

 たぶんハリウッドの理屈馬鹿が一生懸命つくったんだと思う。冒頭の十五分くらいずーっとタイムスリップが起こる理由について説明してます。なんか、核爆発がどうとか軍事衛星がどうしたとかそんな。申し訳ないけど聞き飛ばしちゃった。ミウラ、めんご。

  ものすごくオリジナルな要素として、逃亡中の凶悪犯で連続殺人鬼で超能力者の男が出てきて一緒にタイムスリップします。こいつは、自分と目を合わせた人間を意のままに操れるすごい能力の持ち主。タイムスリップは頑張って説明してたけど、こいつとこの能力については最後までノー説明。そりゃないぜ!

 この凶悪犯はほんとに悪いやつで、どのぐらい悪いかっていうと、貴重なワクチンを、ヤクルトよろしくがぶ飲み!(正気を失った状態ではあったけど。)ちなみにせっかくの超能力は2,3回しか使わず終い。なぜなら未来人と化してしまうから。  

 オリジナル要素が強いわりに、お話は原作と大体近いところに着地します。もう一回観ようとは思わないけど、わりと観れる感じにできてるとおもいます。ウメズ先生へ、そんなに悪くなかったですよー。

ついでに、ウメズ作品を読む際は、当然ながらぜひ絵を味わいつくして下さい。とくに「わたしは真悟」にでてきた犬。犬の特徴を完全無視で描き切っています。猫にしか見えねーよ!【弟】