国際金融資本家って?
「国際金融資本家」という言葉をご存じでしょうか?インターネットが発展した現在では、検索すると簡単に調べる事が出来ます。国際金融資本家の存在抜きにして、近現代史を理解することは不可能といえるほど、大きな影響を社会に与えています。かれらはアメリカ、欧州、日本、中国など世界の主要国に大きな影響力をもっています。各国の選挙や金融政策、経済政策にも影響を与える力があります。このような事をいうと、ちょっと前までは陰謀論といわれ相手にされていませんでしたが、21世紀になって、ようやく社会的にその存在が認識されるようになりました。簡単にいうと大金持ちの資本家の事です。かれらはただ単に金持ちなだけでなく、金融や政治、経済、メディアなどに資本などを使って大きな影響を与える力があります。例えば大手メディアに多額の資金を出資してそのメディアに、自分達に都合がよい報道をさせることができます。また、各国には通貨発行権を持った中央銀行があります。その中央銀行に出資して、金融政策に強い影響を与える事も出来ます。メディアと金融を支配することは、間接的にその国の行政や司法にも強い影響力を与える事が出来ます。このようにして、国際金融資本家は世界を支配する事が出来るのです。また、政情が安定していない国には、反政府勢力に資金を援助して、国の政治体制を変える事も出来ます。デモや反政府活動をするには資金が必要です。その資金はどこからくるのでしょうか?かつての日本の明治維新の時を思い出していただければ、なんとなく創造がつくと思います。武器や弾薬などを購入するには多額の資金が必要です。これらの資金を援助する勢力がいるから、反政府活動ができるのです。明治維新の時も、海外の資本家から資金援助を受けて、薩長など反幕府勢力に武器を提供していた人達がいました。彼らは学校の教科書では英雄のように語られますが、その見方は表面的なものにすぎません。見方を変えれば、海外の資本家たちに利用されていた、とみることもできます。海外の資本家は武器を援助する事で、その国に反政府組織を育てて、最終的には新しい政府を樹立する事を目的としています。そして、その新政府は、資金を援助していた資本家たちの強い影響下にあります。国際金融資本家が資金を援助する利点はここにあるのです。このようなやりかたは日本だけでなく、世界中で行われています。最近では、「アラブの春」が反政府運動として有名ですが、これらの活動の資金を提供していたのも国際金融資本家です。中東には石油を中心として大きな利権があるので常に、かれらのターゲットになります。中東に自分達の傀儡政権を樹立できれば、大きな利益を手にすることができます。しかし、アラブの春はあまり成功したようには見えません。リビア、イラクでは独裁者と呼ばれる、人物を排除することは成功しましたが、その後できた新政府は不安定で、いまだにテロや内戦が絶えません。無政府状態といえる状況かもしれません。民主化、自由化というと何か聞こえが良いですが、裏で利益を得ようと画策している勢力がいるのが実態です。だから、本当にその国の国民のための政治ができないのです。テレビや新聞ではこのような実情を伝えることはありません。大手メディアはかれらの支配下にあるからです。しかし、国民はいつまでも、このように無知であることは出来ません。なぜなら、本当に国民のための政治をしようとしたら、国民が本当の実情を理解し、国家に影響力を与えるしか方法がないからです。無知であることが国民自身を苦しめるのですから、いつかは真実に目覚める時がくるのです。その時こそ、本当に国民のための政治が行われ、国民のための国家が作られるときだと思います。※参考文献日米戦争を策謀したのは誰だ!アマゾンジャパン合同会社1,870円馬渕睦夫が読み解く 2021年世界の真実 (WAC BUNKO 326)アマゾンジャパン合同会社467〜4,630円