会津若松市を脱出したら131号線をひたすら南下するという簡単な道のりです。
ツーリングと言うほどの距離もない気もしますが、バイクに乗っていればツーリング。自転車に乗っていればサイクリングなのです。
そして、この131号線はかなりの曲者です。
文字通り、曲がりくねっています。
普段は「公道の覇者」と呼ばれる俺もここでは生まれたばかりの小鹿のようです。
奥義“バンク角12度”を幾度となく使用し、最高速25km/hで駆け上がります。
さらに、この道にはトラップが仕掛けられています。
ひび割れに注入してあるアスファルト補修剤です。
コーナリング中にこれを踏みつけるとタイヤがロックしたようにグニュンっ!と滑って非常に危険です。
仙人クラスのライダーでさえも、乾いた路面でも、タイヤを滑らせてしまうのです。
つまり、この道でスピードを出すのは不可能。
ちなみに、この補修剤、商品名で言うとSRKシールという名前だそうです。
「S:すべての、R:ライダーよ、K:消えろ」という悪意のこもった名前ですね。(嘘)
しかし、自然の中を走る気分は爽快。
木々の間を抜けると大内ダムが広がります。
なんとかSRKシールトラップをしのぎ、大内宿に到着。
交通整理の人に案内された駐輪場にはすでに先客がいました。
長岡ナンバーのみなさん。
(勝手に撮影・公開してすみません)
着きました。大内宿。
夢中になってシャッターを切る俺。
お蕎麦や焼き魚が売られています。
火の見櫓。
針を持たないハチらしいです。
写真を撮っていると横からお姉さんの声が、、、
お姉さん「お蕎麦があるよ。お兄さん、ごはんもう食べた?」
俺「まだっす。」
と振り返るとお姉さんではなくおばあさん。
そば処 山形屋の看板ババア娘でした。
おばあさん「提灯の横から入れるから」
俺「はーい」
おばあさん「一名様ご案内お願いしまーす。」
時刻は13時30分。俺の空腹を見透かすとは、恐ろしい。あのおばあさん、ただ者ではありません。おそらくDAIGOにメンタリズムを伝授した張本人でしょう。
内装は薄暗い感じで電球の光が優しく風情を醸し出します。
店員さんがはつらつとしていました。
そして、店員さん同士がタメ口で話し合ったりしていて親戚の家に遊びに来た感覚です。
囲炉裏があり、焼き魚を注文するとここで焼いてくれます。
お箸の代わりにネギ一本で食べるネギ蕎麦なるものをオススメされましたが、めんどくさいのでイワナとざる蕎麦を注文。
まずはイワナが到着。
「丸かじりできますよ。」と言われたが半信半疑。
背中からかじりつく。
俺「はふはふ。身がふっくらとしていて、ほのかに川の香りが。そして塩気がちょうどいい。」
俺「今度は尻尾をいってみよう。うお、塩の塊じゃないか。うほぉ、しょっぱい。」
俺「おや?骨がこんなにぽろぽろと崩れ落ちる。」
俺「まさか、囲炉裏で焼くことで遠赤外線が骨まで軟らかくしてくれるのか?」
俺「なるほど、全部食べられるとはそういうことか。」
俺「おお、うまい。身どころか骨までうまいとは。」
まあ、あえて頭は残しましたが。
そして、蕎麦が来るまで待機です。
向かいの席から
おじさん「これまで食べた蕎麦で一番うまいぞ!」
期待が高まります。
そしてざる蕎麦がピットイン。
まずは、何もつけずに。
ズズッ、ズッ、もぐもぐ。。。
俺「うーん、口に含んだ瞬間にそばの香りがフッと鼻を抜ける。」
俺「常陸太田市の蕎麦畑を想起させる。」
俺「そして、このコシ。うん、うまい。」
お次はつゆにつけていただきます。
つゆにつけるのは半分くらいまで。
ツルツルッ、ズズズズッ
俺「うんうん、これだこれだ。蕎麦はこうでなくっちゃ。」
俺「つゆにつけることによって蕎麦の甘さがより引き立つ。」
次は薬味(ネギ、わさび)を加えて。
今度は麺をすべて放り込んでネギというアクセサリーをしっかりまとわせて。
ズズズッ、もぐもぐ。シャキシャキ。
俺「うーん、一気にさわやかな味になった。」
俺「同じわさびでも安い寿司より断然こっちだ。」
最後は蕎麦湯でつゆを薄めます。
俺「あー、全身にしみわたる。優しい味だ。」
俺「量的には少ないが、腹持ちと満足感は高いな。」
しめて、1500円なり。
山形屋をあとにし、さらに奥に向かって歩きます。
階段を上ると、高台には神社的なものがあります。
高台からの眺めがこちら。
大内宿、最高でした。





















