発達障害の診断が出るほどではないけど、発達特性がある人のことを

発達障害グレーゾーンと言っています。

 

発達傾向には程度が強い人と弱い人がいます。

 

最近は早い段階で指摘を学校などから受けることができるようになったので

気づく場合も多くなっていると思います。

 

ウチの場合は保育園の年長さんの時に、保育園の担任の先生から

小学校に上がる前に療育に相談に行ってみてと声をかけられたのが

「もしかして?」と思い始めた最初です。

 

その時の私は発達障害のことは、ほぼ知らなかったですし

息子は頑固なところや好き嫌いが激しいところがありますが

別に知能が遅れている訳でも無いし、両親に相談しても

「別に普通じゃない?失礼しちゃうね。」と言われたこともあり

その時は療育に行けませんでした。

 

発達傾向は脳の特性なので、遺伝します。

 

発達傾向がある人は発達傾向がある人をパートナーに選ぶ傾向もあるそうです。

 

私自身も発達グレーで、夫も診断もらっていませんが、確実に発達グレーです。

 

私自身、過労とカサンドラ症候群で鬱になり、復帰訓練の際に

産業医の先生からADHD傾向を指摘されたことが

発達グレーかもと気づいたきっかけです。

 

考えてみれば、私の両親にも、夫の両親も発達傾向があり

親戚にも、そういう感じの人が多いので、それが、障害と言われれても

自分にとっては単純にキツイ性格だと思っているようなものでした。

 

異常さに慣れ過ぎて、気づかなかったというのが、正直なところです。

 

小学校に入学して、支援級をすすめられ、ショックを受けました。

ソーシャルトレーニング(コミュニケーションなどの練習)をするところだと

説明があり、まあ、悪い訳ではないかなと支援級には入れることにしましたが

診断を受けるために病院に行くまでには、数年かかってしまいました。

 

自分やパートナーが傾向を持っている場合、子供の異常さを指摘されても

親に似てるだけに、異常さが理解ができない場合もあります。

 

障害という言葉の重さに、烙印を押されてしまうような怖さがありますが

特性は知ることができれば、対処はできます。

 

自分やパートナー、親のダメなところが

ダメというより仕方ないことだったことが理解できて

楽になったことの方が大きいかなと思います。