心に感情を溜めるコップがあるとします。

 

この心のコップのサイズは人によって異なります。

 

心のコップの大きい人程

辛いことがあっても耐えられる人です。

 

よく、「器が大きい人間」とか言いますが

器の大きさを解りやすく説明するのが

心のコップの大きさです。

 

生まれつきの心のコップのサイズの差はありますが

心のコップは大きくすることができます。

 

心のコップの大きさを決めるのは

実は総合力とバランス力です。

 

人間は普通は無意識ですが

誰もが自分の価値観に沿って生きています。

 

大切にしているもの割合と満足度が

心の安定を生み出します。

 

黒歴史になりますが、

私は夫に失踪されたという経験があります。

 

今となっては恥ずかしい話ですが

当時の私にとって夫は最愛の人で、精神的支柱でした。

 

私の価値観の中で、夫がかなりの割合を占めていました。

 

息子が居なければ、自殺を考えていたくらいです。

 

でも、私には息子がいました。

 

他にも飼い猫、両親や友人、仕事

私が死んだら困らせてしまうと思うものがありました。

 

もし、私が夫一筋で生きていたら

本当に命を絶っていたと思います。

 

使命を生きるような生き方や

愛に生きるような生き方は素晴らしいと思いますが

それしかない人は実は、とても弱いです。

 

価値を置くモノを複数もち、それぞれを充実させていくことが

心の強さを生みます。

 

1つ失っても、他があるので

最悪の事態にはならないということです。