古市加十、月を見る事 並に | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

ゴールデンウィークの常態に戻りまして、
本を読んでおります。


今日の1冊目
自省録 歴史法廷の被告として」/中曽根康弘/新潮文庫。

 

 

中曽根氏といえば、自分が物心ついて初めて認識した総理大臣。
政治家の著書は殆ど読んだことがないが、敢えて今手に取るに至ったのは、そんな単純な引っかかりからだったりする。
内容は、平易な文章で飾り気なく心情が綴られていて、戦後から現在までの日本政治史の勉強のとっかかり&おさらいに最適。宗教観は近く感じた。
2012年11月時点の文章までしか載っていないので、そこから後も読みたい。


2冊目(現在進行形)。
TIME OF CONTEMPT」/Andrzej Sapkowski/Gollancz/Orionbooks。

 

 

緑の人こと、ゲーム実況者・おついち氏の熱愛推薦ゲーム「THE WITCHER」の原作。英訳本。
ゲーム買う前に本読みたい派。というか、そもこれシリーズ続刊なのに、最初の「エルフの血脈」/早川書房が届く前に入手してしまったんだが、まあ手元に来たら読むに決まってるよね。
シリーズ通してペーパーバックの表紙がめちゃ格好いい。

 

↓日本語訳は早川から

 




3冊目
定本 久生十蘭全集」1/久生十蘭/国書刊行会。

 

 

創元推理文庫版「魔都」発行記念で、久生十蘭全集全集所収の「魔都」再読。


ああもう! 1行目から久生愛してる!! 
と心の中で叫びつつ絢爛乱舞する言の葉のジェットコースターに身を委ねるのみである。

 

↓東京創元社版 表紙のセンス!

 普通に本屋で買えて文庫で手軽に読めるとか2010年代も捨てたもんじゃない