ねむい 朔日待ち | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

以前も何回か書いた記憶が有るのだが、
実は自分が好きなものについて主張するのが大変苦手だ。

技術的に得手不得手ということではなく、
心情の問題として、好きなものを好きだと記したり口に出したりしようとするだけで、心臓がギュギュッと縮むような心地になる。
この癖(単なる思考の癖でしかない)は大変面倒くさいため、克服したいのである。
今晩は時間が有るので、又つらつらと思い付くところから書いておこうと思う。


好きだと主張するのがつらい。
そんなことを言おうものなら、猫だ! ミステリーだ! ぷに女子だ! と常日頃から騒いでいるじゃあないかと各所ツッコミが来そうだが、実はそれらを書いている時だって胸が痛い(notときめき)。


他人に対して、「好きなものの説明責任」が有るのと刷り込まれているのか。そんな疑惑も有る。

魅力を語れるからまだ表に出せるとも言えるのではないか。
一般的に理解を得られる趣味だからかどうかは、ほぼ関係ない。冷静に、論理的とは言わずとも客観的事実をカードを切るように並べて、相手に「見せられる」かどうか。
表面には出さずとも「この部分が、この様子が好きだ」、「これこれこうなって、そこが素晴らしいと思う」という言い方が、いついかなる時も同じように出来るものだから大丈夫なのではないか。


逆に感覚だけで好んでいるものについては他人に説明しづらい訳で、こちらがより苦手なのだろうか。
しかし、この机の触り心地がいいとか青いところが好きだとは表現可能である。漢字がやたら好きで、ときにエロくもない一文字に欲情するというのも、些か変態的なのは自覚しているし同意も得難いと思うが胸の痛みは少ない。
好きなものは好きだからしょうがないという割り切りもある。


取り敢えず、
ここまで書くだけでも色々と好きな対象を思い浮かべていて辛くなってきたので、
短くはあるが本日は此処まででしまい。