肘の高さまで積む。(本を) | 猫の島調査報告書

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月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

頭がクラクラする。
睡眠も食事も足りているのに、ここ2日間のの省エネモードは如何したことか。
週末は動かなきゃならん。まだまだ諦めん。


今週の一冊。
「黒いトランク」/鮎川哲也/創元推理文庫。
結構久しぶりに読む。前回から16、7年くらい経ってるかな。
初読は例によって現代推理小説大系だった。読み終わって直ぐに先頭ページに戻って再読という、そういう面白さ。端正な作品なのだが、読み手は燃えるしかない。当時は作家の名前をあまり意識していなかったので、お気に入りの短編集「ヴィーナスの心臓」の作者と同一人物だと認識したのは中学に入った頃のことだった。
創元推理文庫版は、解説に戸川安宣・北村薫・有栖川有栖。濃ゆい面子だ。


余談だが「ヴィーナスの心臓」は滅茶苦茶オススメ(゜∀゜)
表題作もだが「薔薇荘殺人事件」と「達也が嗤う」が一緒に収録されてるとか奇跡的だよね。まぁそれが鮎川通常モード。
--鮎川哲也にはこれぐらい朝飯前やから(c)有栖川 という言葉で〆たいと思う。