まばたきの回数を数える | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目


扨、この1週間で映画版シャーロック・ホームズを、
1のDVD、2の上映鑑賞と順調にこなした訳だが、これはあらゆる方向に凄いね。

既成概念をぶっ壊される快感と、しかしながら思い返せば原作の記述とはほぼほぼ齟齬が無いという或る意味叙述ミステリ的面白さも有る。
ホームズって、かなり武闘派だし薬物中毒者だしワトソン君大好きだし無茶な変装しまくるもんなぁ。


2は、ひょんな流れでパリが舞台となる。

ホームズ単体は好きだが、ルパン派の自分からしたらホームズは敵。
フランス上陸なんて事態に対しては、正直、
「大陸(こっち)くんな」
「さっさと諸悪の根源(モリアーティ)を抱えて、ドーヴァー泳いで(・∀・)カエレ!!」とも思う。

いや、ダウニーJr.のホームズならばルパンとも気が合いそうにも思えますがw
(嫁を河に投げ捨てた段階で、フェミニストルパンの基準でアウトかwww)


主人公の片割れワトソン。
グラナダ版「ショスコム荘」に出演しているジュード・ロウも見返したらば可愛かったが、現在の圧倒的な魅力が断然優るのは言うまでもないところ。(好みではないが)

この2人の配役が逆だと巷で言われていたりするらしいのだが、自分にはそうは思えないんだよなぁ。ジュード・ロウのワトソンが合いすぎている。
どちらかというとワトソン君が軍人過ぎて困る。
長銃背負うのが様になるのはともかく、仕込み杖万能すぎ。しかも何故両手とも拳銃が撃てるんですか。

2の工場シーンは跳弾の問題が気になって仕方なかったが、両作品ともアクションの爽快感は強い。


まとめキーワードとしては、
1は『すべては薬物の所為』
2は『のっとり、(壮大な)釣り、甦り』

鑑識で検出されない未開の地の毒物はお家芸ですからね。
しかし、まさか新婚旅行が乗っ取られるとは思わなかったですよ。