深呼吸する | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

深呼吸。
慌てない慌てない。
上手く行っていない時こそ、落ち着いて。
 
世情云々の前に、個人的に全て不調と言いたい有り様。
うん、ありさまとしか言いようが無い惨状。
でも、家も食べるものも有るし、直ぐに読めなくても読むための本は何処かに有るし、熱も蕁麻疹も治まったし、大丈夫。
 
 
 
最近読んだ『「茶柱が立った」と聞いて、江戸の旦那は腰を抜かす』より。
忘れちゃいけないこと。(以下、要約)
 
「飢饉」、「餓え」と云う言葉は
伝来した当初の形から殆ど変わっておらず、また、食糧難を表す日本語の言葉のバリエーションは少ない。
 
何故ならば、
昔は言葉を記すことの出来た人間とは、身分が高い貴族などであり、餓えることが無かったから。
表す必要性が彼等には無かった為、言葉が発展しなかった。
また、庶民の中で使用されていたかもしれない餓えに関する言葉を、彼等は知らなかった為、それらは後世に遺されていない。