「Zorro」良かったー(*゜∀゜*) | 猫の島調査報告書

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月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

行ってきました日生劇場。

お姉様がたの中に、ちょっと只者じゃなさげなお洒落系オジサマ(ちょい悪・粋G系?)がちらほらという客層に、こっそり紛れこんでまいりました。
(紛れられていない感1000%;)

めちゃくちゃ良かった!


●まず、話が王道エンターテインメント。
単純で誰にでもわかるストーリー。
なのに烈しく生々しい演出で、考えるより感じろ的に引き込まれます。


●そして、主要キャストの歌が良い。

そもそも坂本昌行氏の歌目当てで行った訳です。
直球の空気に溶ける歌声が好きなのですが、格段に巧くなっていました。より声楽的発声に近づけているようです。(イ音、エ音でも口があまり平べったくならない感じ)
ソロも力が抜けて、尚且つ迫力が出ています。

また、大塚ちひろ氏の自然体さにもやられました。公開練習やゲネの際は大変緊張されていたのだなと判り、それも収穫。
音程もさほど低め調整ではなく溌剌とした魅力に溢れていました。役どころよりほんのちょこっと強めな印象を受ける歌でした。

島田歌穂氏、石井一孝氏は言うまでもなく。
あ、芋洗坂係長も大変良いお声でした。羨ますぃ(・ω・)

スペイン人のキャストが、普通に日本語で歌っているのも驚き。


●なによりも、フラメンコの歌唱&舞踊が良い。
本場スペインからいらっしゃったギター&歌い手の迫力は鳥肌もの。
2幕初め、叫びにも似た歌声が重なっていく、あれは何度も味わいたい空間でした。
非常に伸びて通る歌い方で(マイクエコー抜きの話で)、哀切な歌声は
基本、喉に掛かった音なので、あれで何故喉が傷まないのか、以前から凄く謎。

フラメンコの踊りも勿論素晴らしかったです。
女性達の気迫、腕の筋肉の美しさ、男性舞踊に人間の脚の動きの限界は何処なのかという疑問を抱くと共に、全ての踊り手にオーレ! の感嘆を贈りたい。



もう1回! かな。
ゾロの公演自体は2月末までなんだが、来月は文楽公演が有るので硲の土日の空きが少ないのでございます(・ω・`)
頑張って調整しよう。