- 中学数学で解ける和算百話/佐藤 健一
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同著者の
「和算で遊ぼう!」「「和算」でパズル」とほぼ同じ系統の
パズル系問題を中心にした、和算紹介本。
ハードカバーで少し詳細な内容となっている。
だいたい読んだことある内容だった。
ということで、
もう少し突っ込んだ内容を知りたい為に
これまた和算本である「和算の歴史」/平山諦/ちくま文庫。を読んでいる。
- 和算の歴史―その本質と発展 (ちくま学芸文庫)/平山 諦
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これの内容というか、平山氏の論の前提が、
結構な先鋭さで驚き中。
最近読んだ他の軽めの和算関連本の、常識部分をばっさり切り捨てているかに見える。
また、
日本の数学史という、数学と歴史の絡み合いは、
長い鎖国時代があり、2次大戦後の限定された期間した他国干渉のない日本の独自文化発展の一端を表すもの。
数学部分の検証が必要であるだけに、他の史学から取り残されている感がある、とのこと。
古くから日本人の論文で英語学術誌に載るものはあれど、
逆に日本語に訳されないことが多く、全体をまとめたものは何冊も出版されていないという状況。
これは今どうなっているのかな。
「和算の歴史」の親本は1960年代の出版であり、その30年後に出た「和算の誕生」の記載も気になる。