10万語 | 猫の島調査報告書

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月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

日本語の文章だと、
文字数が何字あるか分かれば大体の長さが解る感覚があります。
最近は少なくなりましたが、原稿用紙何枚でも同じです。
(まぁどっちにしろ文字数なんだけど)



今、手元にある本の1ページでは、
文庫 =40×17行=680文字
新書 =45×17行=765文字
単行本=50×21行=1050文字
横書き=35×35行=1225文字

(※横のサンプルは縦書きのよりフォントが多少小さい)


普段読む際は、文庫見開きで1分の計算なので、
1分=1000~1500字
こう考えると、自ずからどれくらいで読み終わるかも検討がつきます。



さて本題。
日本人は、1年に10万語読めば英語は大丈夫だという論者がいます。
これは妥当なのか否か。





ということで、
日本語と同じく、手元の本でちょっくら試算。

1ページ辺りの語数は、
ペーパーバック=10×37行=370語
(単行本は無かったので、これで押しますw)

10万語では
100000÷370=約270ページとなります。

まあ、軽めに1冊くらいですね。


しかし、今現在の自分の英語力ですと、
英文を読むのには日本文の5倍くらい時間が掛かります。
更に文化的差異諸々を含めれば、1回ざっと読んだ際の読解精度は半分以下と思われます。3分の1くらいかも。

つまり日本語の本に換算すると、
270×5×およそ3=4050ページ

4050÷2=2025分間
2025÷60=33時間45分間
分の労力が必要です。



さぁ、これは本当に英語力を保つのに充分な数字なんでしょうか。