あの聖が、頭の中で跳んでいる | 猫の島調査報告書

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月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目



今日はバリバリ趣味に走った。

まぁ、いつもですが(笑)



まず1冊目。
「大江山幻鬼行」/加門七海/祥伝社文庫。

加門氏お得意のつれづれオカルト小説、ドキュメンタリー風(・ω・)/
ちょっと昆虫注意。



小説の執筆に行き詰まる加門氏に、親友が不思議な写真を見せてきた。
写真には鬼が写っていた!?

酒呑童子伝説に心惹かれ、大江山に旅立つ加門氏。
隣には同業の、これまたオカルト方面に縁のあるイケちゃん(仮名)w
(←まさに酒呑童子を主人公にしてる)



軽い語り口で飛躍しつつも、鬼、龍神、雷、稲荷、天津、国津とつらつらきて、やはり鬼に祈ってしまう2人。
その後を雨雲が追い掛けるのは、他の旅行記と似たような自然体オカルト体質の発露と、コメディののいい配分だった。


最後の最後にオチはあれども、
あれ? もしや毎回このオチでも行けそうな、加門節の楽しめる1冊。