暑い、ですね。
家に、帰ると、放心状態、になります。
息が、浅くて、打つ文も、途切れつつ、
今日の1冊目。
「舞台宇宙の住人たち」/持田諒/惜水社。
国立劇場の公演ガイドの小冊子「日本芸術文化振興会ニュース」のコラムを纏めた1冊。
前半は、
歌舞伎・文楽関係の裏方さん、
舞台監督、大道具、美術、技術、照明といった舞台方面から
床山、鬘師、衣装、小道具といった役者の身に付ける方面、
素人話には上がりにくい、和楽器作製や組紐、幕作製、つけ打ち、楽屋口番まで。
見開き1ページの中に、
50人の裏方職人のかたの半生と技の紹介、人柄まで感じさせる。
後半は、
演劇にはまりつつある主婦と、老棟梁が登場する小説仕立てで、
歌舞伎と文楽の魅力を季節、街の流れを織り込みつつ紹介している。
惜しむらくはまとめた為に、ちとクドくなったこと。
(コラムなんで、定型化した文章構成が何回も繰り返されるのですね;)
だけれど、9年分も一気に読めるのは嬉しい。
この向こうに色々な物語が繋がっていると感じる、濃い読書をしました。
<参考画像>
↓振興会ニュース。
国立や新国立劇場のロビーに、チラシなどと一緒に置いてあります。