死体をどうぞ | 猫の島調査報告書

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月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

死体をどうぞ (創元推理文庫)/ドロシー・L・セイヤーズ



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単純に作品の楽しさから考えると、これがシリーズ1番という向きもあろう。

ハリエット・ヴェイン嬢とピーター卿、初めての共同作業の巻。。

大いなるかなロマンス!
と行きたいところだが、
共同作業と言えど、居間のカーテンを選んでみたり、ケーキカットをする訳もなく。
殺人事件の犯人探しである。
(ダンスも踊るけどね)

事の起こりは
鴎飛びかう海にひょっこり飛び出た岩の先。
散歩中の推理作家ハリエットは、その上に意外なものを発見する。
しかして、人っ子ひとり居ない田舎の海辺。
周囲数マイルに人家があるかも怪しい場所で、彼女の取った行動は?



斜め屋敷ばりに謎の為に作られた環境。
加えて、怪しい人物ざくざく。。。
軽快な会話に、ボルシェビキの罠w
退屈な保養地に大金持ちの未亡人。

ハリエットが、時計さえなんとか出来ればと自作小説に悩むエピソードが面白かった。トリック後付けもできるのかー。

本作は、ハリエットとピーター卿がイーブンなのが読みやすいのだろうか。交互2視点好きなんだよなぁ。




「僕が人を疑いだすのは、鉄壁のアリバイがあるとわかった時なんだ。」(P365)